最近ではめっきり見かけることが少なくなってきた和式トイレ。

和式トイレは使用する際に体にかかる負担が大きいなどあまり使い勝手が良くないため、洋式トイレへのリフォームを検討されている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、費用や工期などに触れながら、和式トレイから洋式トイレへのリフォームについてご紹介します。

和式トイレを洋式トイレにリフォームする方法

和式トイレから洋式トイレへのリフォームはトイレを取り替えるだけの簡単なリフォームだと勘違いされてしまいがちですが、結構大がかりな工事になるので注意が必要です。

和式トイレから洋式トイレへのリフォーム工事は以下のような流れで進められていきます。

①床を解体する
②便器を取り外す
③配管を延長する
④床の下地を整える
⑤床材を貼り内装を整える
⑥新しい便器を設置する

和式トイレは床が2段構造になっているケースが多くなっていますが、洋式トイレには段差が必要ありませんので、まずは床を解体してフラットにする必要があります。床の作りにもよるものの、基本的にコンクリートで形成されているため、はつり機などの電動工具を使って解体していかなくてはいけません。

床の解体が完了したら古いトイレを撤去します。和式トイレと洋式トイレでは構造が異なるため配管の調整が必要です。塩ビ管などの配管を使い、配管を延長していきます。

配管の延長が完了したら、解体した状態になっている床を整えていかなくてはいけません。モルタルなどを使って下地を整えていきます。下地を整えたら床材を貼り、内装も整えます。後は、新しい便器を設置すれば完了です。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームはDIYでも対応できる?

後ほど詳しく紹介していきますが、和式トイレから洋式トイレへのリフォームを業者に依頼すると数十万円単位のリフォーム費用が発生します。決して安くはないため、少しでも費用を浮かしたいという思いからDIYでの交換を検討されている方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、DIYでおこなうことも可能です。

しかし、専門家のリフォーム業者でも数日かかることもある大変で専門的な工事になるため、DIYでおこなうのはおすすめできません。

先ほど「和式トイレを洋式トイレにリフォームする方法」の部分でも解説したとおり床の解体や下地調整、内装工事をおこなわなくてはいけませんし、配管の延長もおこなわなくてはいけません。床にコンクリートが用いられているのであれば、はつり機など専門的な道具も必要になります。

そして何より、床に埋まっている配管を壊してしまうと業者に修理してもらうしかなくなってしまうため、余計に高くついてしまう可能性もあります。そういった点を考慮すると、労力と浮く費用が釣り合いませんので、費用は高くなってしまうかもしれませんが専門家であるリフォーム業者に対応を依頼するようにしましょう。

リフォーム前に知っておきたい洋式トイレの種類

和式トイレから洋式トイレへのリフォームをおこなう際、把握しておきたいのが洋式トレイの種類について。

洋式トイレには、

と、種類が3つあり、それぞれ特徴が異なりますし、価格も異なります。

洋式トイレは結構な値段のする住宅設備ですので、そう頻繁に取り替えることはできません。設置してから後悔してしまわないためにも、それぞれのトレイの特徴を把握し、より理想に近いトイレを導入するようにしてください。

組み合わせトイレ

洋式トイレの種類の一つ目が、「組み合わせトイレ」です。

現在、日本の住宅に最も多く普及しているのが、この組み合わせトイレです。組み合わせトイレは、便座と便器が独立していて、製品名のとおり便座と便器を自由に組み合わせて構成できるようになっています。

便座と便器をそれぞれ個別に選ぶことができるため、「便座はこのメーカーのこのモデル」「便器はこのメーカーのこのモデル」といった形で選ぶことができます。メーカーやモデルによって組み合わせられないものもありますが、自分好みのトイレを導入したい方におすすめのトイレだと言えるでしょう。

また、組み合わせトイレは便座と便器が別々になっているため、故障してしまった場合にパーツの交換で対処できるという大きなメリットがあります。ただし、パーツが分かれてしまっているので掃除に手間がかかるというデメリットがあるので、その点には注意するようにしてください。

一体型トイレ

洋式トイレの種類の二つ目が、「一体型トイレ」です。

先ほど紹介した組み合わせトイレは便座と便器が分かれているタイプのトイレでしたが、一体型トイレは便座と便器が分かれていません。その名のとおり一体となっています。

組み合わせトイレのように異なるメーカーのトイレや異なるモデルのトイレを組み合わせたりすることはできませんが、便座と便器が一体となっている分、非常にスッキリとしたスタイリッシュな見た目になっています。また、パーツが分かれていないため掃除も楽におこなえます。

ただ、デメリットがないわけではありません。組み合わせトイレと比べると値段が高くなってしまいますし、故障してしまったときにパーツの交換で対応できません。一体型トイレの導入を検討される場合は、このデメリットをよく理解した上で選ぶ必要があると言えるでしょう。

タンクレストイレ

洋式トイレの種類の三つ目が、「タンクレストイレ」です。

タンクレストイレはその名の通りタンクがないタイプのトイレで、一体型トイレ以上にスタイリッシュな見た目のトイレとなっています。

そのデザイン性の高さから人気が高まってきているトイレでもあります。タンクがない分サイズもコンパクトなものが多く、トイレが広く使える点もタンクレストイレの魅力の一つだと言えるでしょう。

その他にも、

なども、タンクレストイレならではのメリットだと言えます。

一方、

など、タンクを無くしたことによるデメリットもいくつかあります。

何より値段が高いので、予算によっては導入しにくいタイプのトイレだと言えるでしょう。

洋式トイレへのリフォームにかかる費用の目安

業者に依頼して和式トイレから洋式トイレへリフォームする場合、何より気になるのがリフォームにかかる費用について。

リフォームにかかる費用は、

などによって異なりますが、おおよその相場は以下のとおりです。

トレイの種類 費用の目安
組み合わせトイレ 15~50万円
一体型トイレ 20~60万円
タンクレストイレ 30~65万円

リフォームにかかる費用は、先ほど紹介した3種類のトイレのうち、どのトイレを導入するかで大きく異なってきます。また、洋式トイレの雰囲気に合わせてトレイの天井や壁などの内装工事をおこなう場合はさらに費用がかさむことになります。

より詳細な費用を知りたい場合は、業者に見積りの作成を依頼するようにしてください。

バリアフリー目的でのリフォームなら「介護保険」や「補助金制度」を活用しよう

和式トイレから洋式トイレへリフォームする目的がバリアフリーのためなのであれば、介護保険補助金制度を活用するようにしましょう。

介護保険や補助金制度の利用には条件があるため詳しくは自治体の担当部署に確認する必要がありますが、数万円~数十万円単位で補助してもらえる場合もあります。ただ、こちらから申し込まない限り適用されない制度ですので、リフォームを実施する前に確認し、申し込むようにしてください。

洋式トイレへのリフォームにかかる日数の目安

和式トイレから洋式トイレにリフォームする際、確認しておくべきなのが工期について。なぜなら、トイレをリフォームしている間は自宅のトイレが使えなくなってしまうからです。

工期は工事の内容や依頼する業者によって異なりますが、1~5日ほどとなっています。1日で済めばトイレの心配をする必要はそこまでありませんが、仮に5日間自宅のトイレを使えなくなってしまうのであれば、その期間中のトイレをどうするか考えておかなくてはいけません。

自宅の近くにコンビニや24時間営業のスーパーなどがあるのであれば、事情を説明するなどしてそちらのトイレを貸してもらうといいでしょう。その際は、工事完了後にちょっとしたお礼の品を持って挨拶に行かれることをおすすめします。また、工事現場などで見られる仮設トイレを貸し出してくれるリフォーム業者もあるようですので、トイレを借りるのが難しいというのであれば、そういったリフォーム業者への依頼を検討されてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回ご紹介した「和式トイレから洋式トイレのリフォーム方法・費用・工期について徹底解説!」はいかがだったでしょうか?

和式トイレから洋式トイレに変えるとさまざまなメリットが得られるようになります。何より、和式トイレは膝など体への負担が大きくなってしまいますし、年配の方には優しくない構造になっているので、なるべく早く洋式トイレに入れ替えるべきだと言えるでしょう。

和式トイレから洋式トイレへリフォームする方法にはDIYで対応する方法と業者に対応を依頼する方法がありますが、床の解体や配管の調整など大がかりな工事になるため、DIYでの対応はおすすめできません。多少費用は割高になってしまいますが、リフォーム業者に依頼して対応してもらうようにしてください。

リフォーム業者に依頼した場合の費用については今回紹介させてもらったとおりですが、新しく導入するトイレや工事の内容によって費用が異なりますので、より正確な金額が知りたい場合は業者に見積りの作成を依頼するようにしましょう。