生活する上で欠かすことのできない住宅設備「給湯器」。
そんな給湯器に不具合が生じてしまうと生活が一気に不便になってしまうため、「最近給湯器の調子が悪いな…」と感じるのであれば、給湯器の交換を検討されることをおすすめします。
この記事では、給湯器の交換を検討する上で知っておきたい、給湯器を交換するタイミングの見極め方や交換の方法、給湯器の交換にかかる費用の目安などについてご紹介します。
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目次
給湯器の交換が必要になる3つのタイミング
冒頭でも紹介したとおり、給湯器に不具合が生じているのであれば給湯器の交換を検討するべきだと言えますが、給湯器の交換を検討するべきタイミングは他にもいくつかあります。
給湯器の交換が必要になる3つのタイミングについて解説していきます。
耐用年数が近づいている・過ぎてしまっている
給湯器はどんなに丁寧に取り扱っていても、徐々に劣化していってしまうものです。
そのため、給湯器には耐用年数が設けられています。
耐用年数は、その製品が問題なく使用できる年数を表したもので、給湯器の耐用年数は10年ほどとされています。
耐用年数はメーカーやモデル、取り扱い方によって異なりますが、耐用年数が近づいている給湯器やすでに過ぎてしまっている給湯器はいつ不具合が発生してもおかしくありませんので、交換を検討しなくてはいけません。
ちょっとした不具合であればそこまで困ることもありませんが、正常に使用できなくなってしまうような不具合が発生してしまうと、「お湯が出ない」や「暖房が仕様出来ない」など、生活に支障が出てしまいかねませんので、そうなってしまう前に交換を検討するようにしましょう。
不具合が発生している
すでに給湯器に何かしらの不具合が生じてしまっている場合は、今すぐにでも新しい給湯器に交換するべきです。
耐用年数をすぎてしまっている場合はもちろん、給湯器の耐用年数の目安となる10年を経過していない場合でも、普段の使用方法や環境によって不具合が発生するようになってしまう場合があるので注意してください。
放置しているうちに解消されるような不具合もありますが、そのような給湯器はいつ本格的に壊れて使えなくなってしまったとしてもおかしくありません。
また、軽度の不具合であれば交換ではなく修理で直る可能性もあるので、一度業者に点検を依頼されることをおすすめします。
【給湯器の代表的な不具合】
・給湯器から異音がする
・給湯器が変形している
・給湯器が濡れている
・給湯器から水漏れが発生している
・ガスの臭いがする
・設定した温度のお湯が出ない
・お湯の温度が一定にならない
・給湯器から煙が発生している
お風呂やキッチンなどでお湯を使用するときに何かが爆発するような音が聞こえる場合は、給湯器が不完全燃焼をおこしている可能性があるので修理や交換が必要です。
給湯器が変に膨らんでいたりヘコんでいたりするなど、本体に変形が見られる場合は内部で水漏れによる腐食やガス漏れが生じてしまっている可能性があります。
給湯器は給排水管とつながっているため、水漏れが発生してしまうこともあります。
本体から水漏れが発生することもありますし、給排水管から水漏れが発生することもあるので注意が必要です。
給湯器を使用するタイミングでガスの臭いがする場合は、ガス管が劣化して軽度のガス漏れが発生していたり、不完全燃焼が発生していたりする可能性があります。
給湯器の本体が経年劣化などによって正常に動作しなくなると、お湯が設定した温度通りに出なくなってしまったり、お湯の温度が一定にならなくなってしまったりしてしまうため、この場合も修理や交換が必要だと言えるでしょう。
給湯器からの煙は不完全燃焼のサインです。
非常に危険な状態だと言えるので、この場合は一刻も早く業者に修理や交換を依頼するようにしてください。
3. 家族が増える・増えた
耐用年数に余裕があり、特に不具合が発生していない場合であっても、家族が増える場合や増えた場合は給湯器の交換を検討する必要があります。
なぜなら、給湯器には号数があり、家族の構成人数によって最適な給湯器の号数が異なるからです。
家族の構成人数とおすすめの号数は以下のとおりです。
家族の構成人数 | 最適な号数 |
---|---|
1人暮らしの場合 | 16号 |
2人暮らしの場合 | 20号 |
3~4人家族の場合 | 24号 |
一人暮らしの場合は、お風呂に入りながらキッチンでお湯を使用するなど、一度に2ヶ所でお湯を使用するようなことがほとんどありませんので、パワーの強くない16号でも十分役割を果たすことができます。
しかし、一人がシャワーを浴びている間にもう一人がキッチンで洗い物をするなど、同時に複数箇所でお湯を使用する可能性が高い二人暮らしの場合は、16号の給湯器だとパワーが足りません。
そのため、20号以上の給湯器がおすすめだと言えます。
3~4人家族になると、お風呂場、キッチン、洗面台など、同時にお湯を使用する機会が増えるので、よりパワーの強い24号の給湯器が最適です。
このように、家族の構成人数によって最適な給湯器の号数が異なるため、同居する家族が増える場合も給湯器の交換を検討する必要があります。
給湯器の交換は専門の業者に依頼しよう
給湯器の交換を検討されている方の中には自分で対応できないかと考えている方もいらっしゃるかと思いますが、給湯器の交換は専門の業者に依頼するべきです。
給湯器の交換を自分でおこなうべきでない理由と、給湯器の交換を依頼できる業者について紹介していきます。
給湯器の交換をDIYで対応するべきではない理由
「古いものを取り外して新しいものに交換するだけでしょ?」と軽く考えてしまっている方も多いかと思いますが、給湯器の交換は決して簡単におこなえるようなものではありません。
給排水管の接続をしっかりとおこなわないと上手く機能してくれませんし、水漏れが発生してしまう場合もあります。
また、何より怖いのがガス漏れです。
うまく交換できずにガス漏れが発生してしまうと、大きな事故につながってしまう可能性があります。
何より給湯器の交換はやるべきことが多く、高度な技術力も求められるため、専門家以外がおこなうべきではありません。
その証拠に、給湯器の交換など、給湯器を取り扱う業務には、
・ガス可とう管接続工事監督者
・給水装置工事主任技術者
・ガス機器設置スペシャリスト
など、さまざまな資格が設けられています。
専門の資格がいくつも設けられるほど取り扱いの難しいものですので、DIYで対応しようとするのではなく、専門の業者に対応を依頼するようにしてください。
給湯器の交換を依頼できる業者
専門的な知識と技術が求められる給湯器の交換ですが、給湯器の交換はさまざまな業者に依頼できます。
給湯器の交換を依頼できる代表的な業者としては、
・給湯器メーカー
・ガス会社
・給湯器の販売会社などの専門業者
・リフォーム会社
などがあげられます。
また、給湯器の販売をおこなっているホームセンターでも、給湯器の交換を受け付けてもらえる場合があります。
給湯器メーカーは給湯器の製造をおこなっているメーカーですので安心して依頼できるというメリットがありますが、複数のメーカーの給湯器を比較して選ぶことができないというデメリットがあります。
ガス会社は安心感がありますし、リフォーム会社は他の箇所のリフォームと合わせて実施できるメリットがありますが、費用が割高になってしまいがちです。
給湯器の販売会社などの専門業者は価格も安く技術力も高いというメリットがありますが、業者が多く、中にはあまりおすすめできないタイプの業者もあるため、業者選びを慎重におこなわなくてはいけません。
また、給湯器は給排水管につながっていますが、給排水管に水漏れなどの不具合が見られる場合は、水道修理をおこなっている業者に対応を依頼する必要があります。
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給湯器の交換を依頼する業者の失敗しない選び方
給湯器の交換を業者に依頼する場合、何より重要になってくるのが、「どの業者に交換を依頼するか」について。
給湯器の交換はさまざまな業者が対応していますが、業者によって費用や対応、技術力が大きく異るため、業者選びは慎重におこなわなくてはいけません。
給湯器の交換を依頼する業者を選ぶ際に注目するべき3つのポイントについて紹介していきます。
1. 有資格者が在籍している業者を選ぶ
給湯器の交換など給湯器を取り扱う業務には資格が必要だと紹介してきました。
そのため、給湯器の交換を依頼する業者を選ぶ際、まず初めに確認したいのが資格についてです。
代表的な資格としては、以下のものがあげられます。
【給湯器を取り扱うための代表的な資格】
・液化石油ガス設備士
・ガス可とう管接続工事監督者
・ガス機器設置スペシャリスト
・ガス消費機器設置工事監督者
・簡易内管施工士
・TES工事士
・給水装置工事主任技術者
給水装置工事主任技術者は給水工事に関する資格ですし、TES工事士は床暖房工事に関する資格ですので、必ずしも上記すべての資格を保有している必要があるというわけではありません。
ただし、まったく資格を保有していない業者を選ぶのは避けるべきです。
業者のホームページを確認し、しっかりと必要な資格を取得した上で運営されている業者かどうかを確認しながら選ぶようにしましょう。
2. 実績のある業者を選ぶ
給湯器の交換を依頼する業者を選ぶ際は、実績もチェックしながら選ぶことをおすすめします。
実績はユーザーへのアピールポイントになるため、ほとんどの業者がホームページに記載しています。
また、実際におこなった工事の様子が写真付きで事例として紹介されているタイプの業者も、確かな実績のある業者だと言えます。
こういった実績がホームページにまったく掲載されていない業者は、実績がない業者の可能性が高く、対応の質や技術力が劣る業者である可能性が高いので、避けるようにするべきだと言えるでしょう。
3. アフターサービスが充実している業者を選ぶ
点検や保証などのアフターサービスが充実しているかどうかも、業者を選ぶ上でチェックしておきたいポイントの一つです。
いくら丁寧に対応してくれて高い技術力を備えている業者であっても、工事をおこなった後で給湯器に不具合が発生してしまうことがあります。
そういった不測の事態が発生してしまった場合、保証が備わっていない業者だと再度費用を徴収されてしまいかねません。
また、交換した後の給湯器をなるべく長く使い続けるためには、定期的に点検する必要があります。
そのため、定期点検や製品の不具合、工事後の不具合に関する保証がしっかりと設けられている業者や充実している業者を選ぶことが大切になってきます。
給湯器の交換を業者に依頼した場合にかかる費用の相場
給湯器の交換を業者に依頼する場合、事前にチェックしておきたいのが費用の相場について。
実際にいくらかかるかについては見積もりをとってもらう必要がありますが、極端に高い費用で交換を依頼してしまわないためにもおおよその相場を把握しておくことが大切です。
給湯器の交換を依頼した場合の工事費用の相場は、40,000円~70,000円です。
ここに、給湯器の本体価格とリモコン代が加算されます。
給湯器はメーカーやモデルによって価格が大きく異なりますし、業者が独自の割引を実施していることが多いため一概には言えませんが、すべての費用を合わせると100,000円~300,000円ほどで交換可能です。
ただ、あくまで目安ですので、より正確な金額が知りたい場合は業者に見積もりの作成を依頼するようにしてください。
まとめ
今回ご紹介した「給湯器を交換するベストなタイミングは?費用の相場や業者の選び方とあわせてわかりやすく解説!」はいかがだったでしょうか?
給湯器は、「お風呂」「キッチン」「暖房」など、住宅のさまざまなシーンで活用されている重要な住宅設備の一つです。
給湯器が壊れて使い物にならなくなってしまうと、普段の生活が一気に不便なものになってしまいかねません。
そのため、給湯器に何かしらの不具合が見られる場合はもちろん、耐用年数が近づいている場合や過ぎてしまっている場合は、ぜひ交換を検討してみてください。
また、家族の人数によって最適な給湯器のサイズが異なるため、家族が増える場合も給湯器の交換を検討しましょう。
給湯器の交換を依頼される場合は、ぜひ私たち「水道修理ルート」におまかせください!
私たちは水道設備のことを知りつくした水道局指定の水道修理業者です。
給湯器に不具合が生じている場合は、まず修理で対応できるか交換が必要になるかを見極めなくてはいけません。
給湯器に原因があるのではなく、給湯器につながっている給排水管に原因が生じている場合もあります。
交換が必要かどうかについてや不具合の原因となっている部分を見極めて正しく対応するためにも、ぜひ一度、私たち「水道修理ルート」にご相談ください。