ダイキンのエコキュートに故障が疑われる場合、エラーコードの確認と適切な対処が重要です。

この記事では、ダイキンエコキュート故障時の基本対応(エラーコード確認、自己対処の可否判断、業者依頼の見極め)と、主なエラーコード(C76、U4、H59など)の意味と対処法について解説します。メーカーサポートと一般修理業者のどちらに依頼すべきかの判断基準もご紹介します。

それではまず、ダイキンエコキュートの故障が疑われる際の基本の流れから見ていきましょう。

目次

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ダイキンエコキュートの故障が疑われる際の基本の流れ

エコキュートの故障が疑われる際に必要とされることは、スムーズかつ適切な対応です。

対処が遅れると、お湯が使用できずに不便な思いをするだけでなく、症状の悪化や漏水などの二次災害が起こるリスクも考えられます。

故障や不具合が疑われるときに押さえるべきポイントは、3点あります。

状況・エラーコードを確認する

ダイキンエコキュートがいつものように作動しない場合には、状況やエラーコードを明確に確認します。

〇状況

どのような症状が起きているか?
いつから不具合が生じているのか?
他の蛇口では同様の事象は見られるか?

〇エラーコード

どんなエラーコードが表示されているか?
リモコンパネルの電源を一度切ったあとに入れ直してもエラーコードは消えずに残っているか?

ダイキンのエコキュートのエラーコードは、アルファベット+数字1~2桁で表示されます。

コードごとに考えられる原因や対処法が掲載されているため、トラブル対応の指標になります。

エラーコードは、まれに誤って表示されていることもあります。
その場合、電源を落として再び入れ直すことで復旧することがあるため、一度試してみるとよいでしょう。

自分自身で対応できるかどうかを確認する

表示されているエラーコードの中には、ご自身で対応可能なものもあります。

具体的には、気象条件や停電などの外的な要因で起こっている事象・エコキュートの使い方の不備や誤り・タンク内の水量不足などのケースです。

これらのご自身で対処可能なケースでは、適切な対応を落ち着いて取ることが重要です。

ダイキンのサポートセンターに問い合わせ・修理依頼をする

修理を依頼する際の選択肢は、ダイキンのサポートセンターもしくはそのほかの修理業者です。
どちらに依頼をした方がよいのかは、ご自身が加入されている保証の内容などによって変動します。

例えば、購入時にダイキンの保証制度に加入されている方は、公式のメーカーサポートに依頼した方が費用を抑えられる可能性があります。

エコキュート本体・ヒートポンプ・配管などの故障・トラブルの場合は、基本的にご自身で対処することは不可能です。
これらの作業をおこなうには、高い技術を要するだけでなく、資格や免許を必要とするものも珍しくありません。

サポート体制の整っているダイキンエコキュートは故障時も安心

ダイキンエコキュートの特徴の一つが、メーカー側のサポート体制がしっかり整っていることです。

この章では、ダイキンエコキュートのサポート体制について解説します。

メーカー保証が充実

ダイキンのエコキュートは、メーカー保証が充実しています。

トラブル箇所 保証期間
エコキュート本体 1年
冷媒系部分 3年
※冷媒系部分=エコキュートを効率よく温めるために設けられている部分
貯湯タンクの水漏れ 5年間

さらに、ダイキン公式の有料メーカー保証を契約されている方は、部品代+技術料+出張費が10年間無料のサービスを受けられます。

24時間体制のコールセンター・インターネット受け付け

ダイキンの故障受付は、24時間体制で受け付けています。

コールセンターもしくはインターネットにて連絡をすると、時間にかかわらず症状を伝えることが可能であり、不具合の症状について相談をしたり技術者を手配してくれたりします。

夜中に急にエコキュートが使用できなくなったという場面でも安心して公式のサポートを頼ることが可能です。

使用上のアドバイスにも対応

ダイキンのコールセンターでは、修理の対応のほかに故障の予防のためのアドバイスにも対応しています。

エコキュートを使用していてふだん気になる点が生じることは多々あると存じます。

これらの日常的な疑問についてもダイキンコールセンターが回答しています。

ダイキンエコキュートのセルフで対応できるトラブル内容

ダイキンエコキュートに関してセルフ出対応できるトラブル・不具合を知っておくと、慌てず迅速に対応できます。

この章では、ダイキンエコキュートのセルフで対応できるトラブル内容について簡単に解説します。

水もお湯も出ない

エコキュートの水もお湯も出ない症状の場合には、エコキュート本体や設備の故障以外に以下の原因が考えられます。

これらに該当しない場合は、何らかの故障が疑われます。
その場合には、専門業者やコールセンターへ相談しましょう。

 

お湯が出ない

水は出るのに、設定温度のお湯が出ないという症状の場合には、以下の原因が考えられます。

これらの症状は故障ではないため、原因となっている事象が解決すれば自然に解決します。

タンクのお湯が少なくなったときには、「沸き増し」ボタンを押すことで新たにお湯を作ることができます。

お湯張りがうまくいかない

ダイキンエコキュートを使用している際に、以下のケースに該当するとお湯張りがいつも通りにできないことがあります。

使用状況 症状
残り湯を使用して湯沸かしをする いつもより時間がかかる
マイクロバブルアダプター(シャワーヘッド)を使用する際に、切り替えバーが「入」になっている 湯張りできない

上記のいずれかであれば、正しい使用方法をすることで復旧できます。
ただしどちらにも該当しない場合は、専門家への修理依頼が必要です。

エコキュートから水が漏れている

エコキュート本体からの水漏れは、大きく分けて2つの理由が考えられます。

症状 原因
貯湯タンクの排水ホースからの水漏れ お湯を沸かす際に、水が膨張することによって起こる。
※故障ではない。
配管の破裂や部品の破損 早急な修理依頼が必要

故障か層でないかの水漏れは、水漏れの箇所や水分の量などから判断できます。

エコキュートの水漏れは、電気代や水道代の高額請求にもつながるため、要注意です(このとき、減免制度やメーカー保証が受けられるか否かについては、トラブルの発生箇所や契約状況により異なります)

リモコンが使用できない

故障以外の原因でリモコンが使用できないケースもあります。

これらに該当しない場合には、リモコン・電気系統・エコキュート本体のエラーが疑われます。
その際には、修理サポートへの依頼が必要です。

ダイキンのエコキュートの主なエラーコード

ダイキンのエコキュートを使用している際に、多く見られるエラーコードがあります。

エラーコード 原因 症状 対処法
H59 給湯混合弁の不具合 お湯が出ない 使用を中止し修理業者に点検依頼
U2 インバータ電源回路の電圧異常 新しいお湯が作れない 電源を入れ直す、復旧しなければ修理依頼
U4 ヒートポンプと貯湯タンク間の通信エラー お湯の沸き上げ停止 貯湯タンクの電源を再起動、復旧しなければ修理依頼
C30 貯湯タンクのサーミスタ作動不良 お湯が作れない エラーをリセット、復旧しなければ修理依頼
C52 風呂アダプターの水位不足、断水、配管凍結 追いだきができない 水位確認、断水・凍結解消を待つ、改善しなければ修理依頼
C76 リモコンと貯湯タンク間の通信エラー お湯作りができない エラーをリセット、復旧しなければ修理依頼
E7 ファンモーターの不具合、異物・雪・氷の付着 お湯が作れない 異物除去、雪・氷の自然解凍を待つ、改善しなければ修理依頼

早急なトラブル解決のためにも、エラーコードごとに症状や対処法を解説します。

H59:貯湯タンクの不具合

お湯と水を混ぜ合わせる給湯混紡弁という箇所の不具合により、お湯が出ない症状となっています。
すぐに使用を中止して、修理業者に点検・修理を相談してください。

U2:ヒートポンプユニットの不具合

ヒートポンプのインバータ電源回路の電圧に異常が見られたため、新しくお湯を作るのをストップしている症状です。
タンク内のお湯はそのまま使用可能ですが、本体電源を入れ直しても復旧しない場合は点検・修理対応が必要です。

U4:ヒートポンプユニットと貯湯タンクとの間の通信エラー

U4のエラーが表示された場合には、ヒートポンプユニットと貯湯タンクとの間の不具合により、新たにお湯を沸かせなくなります
貯湯タンクの電源を切った後に再起動することで復旧する場合があります。

C30:貯湯タンク不具合による給湯の不具合

エラーコードC30は、貯湯タンクの不具合です。
その原因は、貯湯タンクの一番上で温度検知をしているサーミスタが正しく作動していないことが原因です。

C30のエラーコードが生じると、新しくお湯を作ることができません

C30の対処法は、いったんエラーをリセットすることです。いったんリセットしても復旧しない場合は、修理業者への依頼が必要です。

C52:貯湯タンク不具合による追いだきの不具合

C52のエラーコードは、貯湯タンクの不具合により追いだきができない症状を示しています。
C52にはいくつか原因が考えられます。

状況 対応
風呂アダプターの上までお湯がない お湯を足して、ふろアダプターの上までお湯をはる
断水しているとき 断水が復旧するまで待ちます。
工事や災害により断水が発生しているときには、泥がエコキュートに入らないようにするため、給水止水栓を閉めておく
配管が凍結しているとき 自然に凍結が解消されるのを待つ

上記以外の原因により故障が起こっている場合には、修理業者に依頼をしてください。

C76:リモコンと貯湯タンクの通信エラー

C76のエラーが表示されているときは、リモコンと貯湯タンク間のエラーによりお湯作りができません
この場合、エラーをリセットすることで、不具合が改善することがあります。

復旧しない場合には、修理業者への依頼が必要です。

E7:ファンモーター不具合

E7はヒートポンプのファンモーター不具合によりお湯が作れなくなるエラーです。

根本の原因ごとに対処法が異なります。

これら以外の状況の場合には、修理業者に相談をしてください。

ダイキンのエコキュート故障・不具合の際に修理業者に依頼するケース

ダイキンのエコキュートが故障・不具合を起こした場合、メーカー保証のサポート内であれば無料で対応を依頼できる可能性が高いです。

しかし、場合によってはダイキンのメーカー保証を依頼するよりも多くのメーカーの修理を扱っている修理業者に相談した方がよいケースもあります。

メーカー保証期間が経過している

購入時のダイキンの保証期間が経過している場合には、保証サポートに依頼をしても有償での対応となります。

メーカーのサポートが受けられるという安心感は得られるものの、実際に作業をおこなうのはダイキンの代理店です。

ダイキンの修理が高額

ダイキンのサポートに依頼をした際に修理費用が高額だった場合には、一般的な修理業者を選択肢として検討するのも効果的な手段です。

修理業者に直接依頼をした方が、安くて迅速な対応を受けられる可能性があります。

ダイキンエコキュートの故障に関するよくある質問

エラーコードC76が表示された場合はどうすればよいですか?

エラーコードC76は、リモコンと貯湯タンク間の通信エラーです。まずエラーをリセットしてみてください。リセット後も復旧しない場合は、配線の接続不良や通信機器の故障が考えられるため、修理業者に点検を依頼する必要があります。

エラーコードU4が出た時の対処法を教えてください

U4はヒートポンプユニットと貯湯タンクとの通信エラーです。貯湯タンクの電源を一度切り、再起動することで復旧する場合があります。再起動しても改善しない場合は、通信配線やユニット本体に問題がある可能性があるため、専門業者への依頼が必要です。

ダイキンのメーカー保証期間はどのくらいですか?

ダイキンの基本保証は、エコキュート本体が1年、冷媒系部分が3年、貯湯タンクの水漏れが5年です。有料のメーカー保証に加入している場合は、部品代と技術料と出張費が10年間無料になります。保証期間を過ぎている場合は、一般修理業者への依頼も検討できます。

お湯が出ないのにエラーコードが表示されない場合はどうすればよいですか?

エラーコードが出ていない場合は、断水や止水栓の閉鎖、配管の凍結、タンクのお湯切れなどが考えられます。まず他の蛇口で水が出るか、止水栓が開いているか、ブレーカーが落ちていないか、タンクにお湯が残っているかを確認してください。これらに問題がなければ、専門業者に相談しましょう。

修理をメーカーサポートと一般業者のどちらに依頼すべきですか?

メーカー保証期間内または有料保証に加入している場合は、ダイキンの公式サポートに依頼すると無料または低コストで修理できます。保証期間が過ぎている場合や、メーカー見積もりが高額な場合は、一般修理業者に依頼する方が費用を抑えられる可能性があります。複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。

まとめ

ダイキンは、購入後のサポートがすぐれているエコキュートメーカーです。
有償保証のプランに加入している方は、購入・設置から10年間の無料保証が受けられます。

症状などを確認して、ご自身で対応できない場合にはメーカーのサポートに相談しましょう。
エコキュートの保証期間が経過している場合、技術力や価格面で優位性のある専門業者に依頼するのもオススメです。