お風呂の排水口つまりは何故起きる？原因と解消法を解説

お風呂の排水口がつまってしまうと、水がスムーズに流れなくなり、汚れや臭いが気になるものです。毎日使うお風呂だからこそ、清潔に保ちたいですよね。

しかし、排水口のつまりは放っておくと悪化し、最終的には水が流れなくなることもあります。そこで、今回はお風呂の排水口がつまる原因と、その解消方法について詳しく解説します。

さらに、簡単にできるおすすめの掃除方法もご紹介しますので、日常的に取り入れて、快適なお風呂時間を過ごせるようにしましょう。

1 お風呂の排水口がつまる原因
- 1.1 浴室内での汚れや固形物
- 1.2 屋外にある排水桝のつまり
2 お風呂の排水口つまりの解決策
3 自力でできるお風呂の排水口つまりの見分け方
- 3.1 軽度のつまりの見極め方
- 3.2 重度のつまりの見極め方
4 水道修理業者に頼るべき場合とは
5 排水口のつまりの予防法
6 まとめ

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お風呂の排水口がつまる原因

お風呂の排水口がつまる原因を知ることは、問題を予防し適切に対処するための第一歩です。ここでは、浴室内と屋外の両方で発生するつまりの原因について詳しく説明します。

浴室内での汚れや固形物

お風呂を使用する際に、髪の毛や皮脂、石けんカスが排水口に流れ込みます。これらの汚れは徐々に蓄積し、つまりを引き起こします。特に、毎日使用するお風呂では、汚れの蓄積が早く進行するため、こまめな掃除が必要です。

さらに、カミソリの刃やシャンプーの詰め替え用パックの切れ端などが流れ込むこともあり、これが大きな固形物として排水口をつまらせる原因になります。

屋外にある排水桝のつまり

浴室内の汚れを取り除いてもつまりが解消されない場合、屋外に設置されている排水桝が原因かもしれません。

排水桝は家庭内の排水を集めて公共の排水管に流すためのもので、ここに汚れが溜まることがあります。

大雨の際に流れ込んだ土砂や落ち葉がつまることもあり、これが原因で排水の流れが悪くなることがあります。

お風呂の排水口つまりの解決策

お風呂の排水口のつまりを解消するためには、適切な方法を知ることが重要です。以下に、具体的な解消策を紹介します。それぞれの方法に手順と注意点があり、状況に応じて使い分けることが大切です。

液体パイプクリーナーでの掃除

市販の液体パイプクリーナーは、つまりの原因となる髪の毛や汚れを溶かすのに効果的です。具体的な使用方法は以下の通りです。

1.準備：ゴム手袋を着用し、換気を十分に行います。
2.排水口の準備：排水口の目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップをすべて取り外し、掃除します。
3.クリーナーの投入: 液体パイプクリーナーを排水管の内側に沿って流し込みます。
4.放置：クリーナーを30分程度そのまま放置します。製品の説明書に記載されている時間を守ることが重要です。
5.洗い流し：大量の水またはお湯でクリーナーを流し、排水口内の汚れを洗い流します。

液体パイプクリーナーは、強力な化学物質を含むため、他の洗剤と混ぜないように注意してください。また、放置時間が長すぎると、一度溶けた汚れが再び固まる可能性があるため、指示された時間を厳守しましょう。

重曹とお酢での掃除

重曹とお酢を使った掃除法は、環境に優しく、人体にも安全です。以下の手順で行います。

1.準備：重曹1カップとお酢2カップを用意します。
2.排水口の準備：排水口の目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップを取り外し、掃除します。
3.重曹の投入：重曹を排水口全体に振りかけます。
4.お酢の投入：お酢を重曹の上から注ぎます。反応して発泡が始まります。
5.放置：発泡が終わったら、1時間程度放置します。
6.洗い流し：浮き上がった汚れをシャワーの水またはお湯で洗い流します。

この方法は、皮脂や垢、石けんカスなど、複数の原因に効果的です。重曹とお酢は自然由来の成分であり、定期的に使用することで排水口を清潔に保つことができます。

ラバーカップ（スッポン）の使い方

ラバーカップは、物理的につまりを解消するための一般的な道具です。使用方法は以下の通りです。

1.準備：排水口の目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップを取り外します。
2.ラバーカップの設置：ラバーカップを排水口に当てて隙間ができないようにします。
3.圧力をかける：ラバーカップを強く押し、密着させてしっかり圧力をかけます。
4.引き上げる：一気にラバーカップを引き上げます。
5.繰り返し：一度でつまりが解消されない場合は、何度か繰り返してつまりの原因を取り除きます。

ラバーカップを使う際は、水を少し張ってから行うと効果が高まります。水圧により、吸引力が増し、つまりの解消がより効果的になります。

真空式パイプクリーナーの活用

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強力な吸引力を持つ道具です。以下の手順で使用します。

1.準備：排水口の目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップを取り外します。
2.クリーナーの設置：真空式パイプクリーナーを排水口に密着させます。
3.ハンドルの操作：クリーナーのハンドルを押し引きして圧力をかけ、つまりの原因を引っ張り出します。
4.繰り返し：一度で解消されない場合は、何度か繰り返してつまりを取り除きます。

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップと同様に水を少し張ってから使用すると効果が高まります。吸引力が強いため、頑固なつまりにも対応可能です。

ワイヤーブラシの使用方法

ワイヤーブラシは、排水管の奥にある頑固な汚れを削り落とすための道具です。使用方法は以下の通りです。

1.準備: 排水口の目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップを取り外します。
2.ワイヤーブラシの挿入: ワイヤーブラシを排水管に向かって挿入し、つまりが発生している部分に当たるように調整します。
3.ブラシの操作: つまりにブラシが届いたら、さらに動かしてつまりの原因を削るように落とします。
4.洗い流し: 汚れが剥がれたら、水を流して確認します。

ワイヤーブラシは、排水管の奥にある頑固な汚れを効果的に除去できます。ただし、奥深くのつまりには対応が難しい場合があるため、状況に応じて水道修理業者に依頼することも検討しましょう。

専用の道具がない場合、ワイヤーハンガーを代用してつまりを解消することができます。

ワイヤーハンガーは手軽に利用できる方法ですが、無理に押し込むとつまりを悪化させることがあります。慎重に作業を行い、必要に応じてプロに依頼することを検討しましょう。

自力でできるお風呂の排水口つまりの見分け方

お風呂の排水口がつまった場合、まずは自分で解決できるか試してみましょう。お風呂の排水口のつまりは自力での解決が可能な場合も多く、その際に自分でできるかは見分ける必要があります。

軽度のつまりの見極め方

軽度のつまりは、排水の流れが遅くなる程度であり、水が完全に流れなくなるわけではありません。以下のポイントに注意して、軽度のつまりかどうかを見極めましょう。

・排水の流れが遅い: 水がゆっくりと流れるが、完全には止まらない場合。
・目に見える汚れ: 排水口付近に髪の毛や石けんカスなどの目に見える汚れが溜まっている場合。
・異臭の発生: 排水口から不快な臭いがする場合も、軽度のつまりのサインです。

軽度のつまりは、水がゆっくりと流れる場合や、排水口付近に目に見える汚れが溜まっているなどで判断できます。これらの症状がある場合、自分での対処が可能です。

重度のつまりの見極め方

重度のつまりは、排水がほとんどまたは全く流れなくなる状態です。このような場合は排水トラップや排水管の奥につまりの原因がある場合が多く、さらには屋外の排水桝でつまりが起きている可能性もあります。

このような重度のつまりの症状がある場合は自力での解決が難しいことが多いため、水道修理業者に相談することをおすすめします。

水道修理業者に頼るべき場合とは

・自分で解決できない場合

排水管の奥でつまりが発生している場合や、原因が特定できない場合は、自力での解決が難しいため、プロに依頼するべきです。

・専門知識や道具が必要なケース

ドレンクリーナーや高圧洗浄機など、専門的な道具が必要な場合は、業者に依頼するのが最適です。これにより、根本的な解決が期待できます。

・地盤沈下や排水桝の問題

地盤沈下や排水桝のつまりなど、構造的な問題が原因の場合は、業者に相談して適切な対処をしてもらうことが重要です。

排水口のつまりの予防法

定期的に排水口の掃除を行う

定期的に排水口を掃除することが排水口つまり予防の基本です。髪の毛や石けんカス、皮脂などの汚れが溜まりやすいため、毎週1回程度、ゴム手袋を着用して目皿やヘアキャッチャーを取り外し、目に見える汚れを取り除くことを習慣化しましょう。

さらに、使い古した歯ブラシなどを使って細かい部分の汚れもきれいに落とすことが大切です。排水トラップ部分も忘れずに掃除することで、ぬめりや異臭の発生を防げます。

ヘアキャッチャーやゴミ取りシートの活用

髪の毛やゴミが排水口に流れ込まないようにするための予防策として、ヘアキャッチャーやゴミ取りシートを活用することをおすすめします。ヘアキャッチャーは、排水口の目皿の下に設置することで、髪の毛を絡まりにくくし、掃除がしやすくなるアイテムです。

最近では、ゴミが中央に集まりやすい形状のものや、簡単に取り外して捨てられるタイプも販売されています。また、ゴミ取りシートは目皿の上に貼り付けるだけで、髪の毛やゴミをしっかりキャッチしてくれるので、目皿や排水口内部の汚れを減らす効果があります。

これらのアイテムを利用することで、排水口のつまりを未然に防ぎ、掃除の手間も大幅に軽減できます。

液体パイプクリーナーの定期使用

定期的に液体パイプクリーナーを使用することも効果的です。月に一度程度、液体パイプクリーナーを排水口に流し込むことで、排水管内の汚れを溶かし、つまりの原因を取り除くことができます。

使用する際は、製品の説明書に従って適量を流し込み、一定時間放置した後に大量の水で洗い流すようにしましょう。これにより、排水管の内部を清潔に保ち、つまりの予防に役立ちます。

まとめ

お風呂の排水口のつまりは、毎日の使用によって徐々に蓄積される汚れや髪の毛が原因です。つまりを放置すると、排水がうまく流れなくなり、さらに深刻な問題を引き起こすことがあります。

しかし、適切な掃除方法や予防策を知っておけば、自分で簡単に対処することができます。液体パイプクリーナーや重曹とお酢を使った方法、ラバーカップやワイヤーブラシなどの道具を活用することで、排水口のつまりを効果的に解消できます。

また、定期的な掃除やヘアキャッチャーの使用、高圧洗浄の依頼などを行うことで、つまりの予防も可能です。快適で清潔なお風呂を維持するために、今回ご紹介した方法をぜひ実践してみてください。

そして、どうしても自力で解消できない場合や専門的な知識が必要な場合は、無理をせずに水道修理業者に依頼することをお勧めします。

定期的なメンテナンスで、安心してリラックスできるバスタイムを楽しみましょう。

お風呂の排水口つまりは何故起きる？原因と解消法を解説