家庭で使われている蛇口の耐用年数は10〜15年と言われており、長年使用していると故障も目立つようになります。

これからはじめて蛇口を交換しようと検討している方は、

「そもそも自力で交換できるのかわからない」「どんな手順で交換したらいいかわからない」

とお悩みではありませんか?

この記事では、そんな蛇口の交換が不安な方に向けた交換方法と確認するべきポイントについてご紹介しています。古くなった蛇口を新品の新しいものに交換して、気分良く使えるようにしましょう。

蛇口を交換する前に確認するポイント3つ

まずは蛇口を交換する前に確認するポイントをご紹介します。どれも交換前にチェックしなければならないことなので、自宅の蛇口と見比べながら判断しましょう。

蛇口のタイプや口径などをチェック

すべて業者に任せずに自分で交換・買い替えするなら、購入前に蛇口のタイプや口径などをチェックする必要があります。

蛇口は大きく分けて以下の4つのタイプに分けられます。

蛇口を交換する場合には付け替える蛇口も同じタイプでないと基本的には取り付けられません。(水栓の直径が交換したい水栓よりも大きければ交換できます。)
それぞれのホール数・設置場所から蛇口のタイプを判断しましょう。

また、蛇口の取り付けには取り付け穴サイズ・口径・穴の間の距離(取り付けピッチ)などを調べる必要があります。蛇口にはそれぞれ規格があり、それぞれの基準に沿った蛇口を選ぶ必要があります。

もし現在使用中の水道蛇口の取扱説明書が残っていれば、そちらを確認するのが一番確実な方法です。

取扱説明書が手元にない場合は、蛇口本体に明記されている型番を確認し、その蛇口のメーカーのホームページから探し出す方法があります。
ほとんどの場合メーカーのホームページ内に検索窓があるので、そこから同じタイプの蛇口を探しましょう。

これらの適合する蛇口確認してから、交換する蛇口を選んでいきます。タッチレス水栓に交換する際も、元の水栓の形を確認して取り付けられるか判断しましょう。

準備しておく道具

蛇口の交換には必ず道具が必要になります。キッチンや洗面台の蛇口交換に使用される道具は以下の通りです。

DIYや工作が趣味な方であれば、すべての道具を取り揃えているかもしれませんが、恐らくほとんどの人は新しく購入する必要があるかと思います。これらの道具はネットやホームセンターからでも購入できます。

この他にも、取り外した蛇口のパーツも再度必要になるケースがあるので、なくさないよう注意しましょう。

作業前に止水栓・元栓を閉める

蛇口の交換前には必ず止水栓や元栓を閉めて水が流れなくなるようにしておきましょう。

古い住宅では、まれにキッチンや洗面台でも止水栓がないタイプがあります。その場合は水道メーターボックス内の元栓を閉めましょう。

水道メーターは、アパートやマンションであれば「玄関前または共用スペース」に、戸建てであれば「庭の地面」に埋め込まれている場合が多いです。それでもわからない方は、よく水道局の検針員が点検している場所を想像するわかりやすいかもしれません。

止水栓は次の3タイプが一般的です。

「ハンドル式」「内ねじ式」「ドライバー式」

ハンドル式の止水栓はそのまま素手で回して閉められます。内ネジ式やドライバー式はマイナスドライバーを使い、やさしく時計回りに閉めてください。

壁付け単水栓の交換手順

壁付け単水栓
吐水口からお湯または水だけを出す蛇口を「単水栓」と呼びます。お湯と水の両方を使い分けることはできません。

日常でもっとも使われている蛇口の一つで、交換方法も比較的簡単な部類に入ります。

規格やサイズ

単水栓の規格はおおよそ3つに分けられます。交換するには現在の蛇口の規格に合ったものを選びましょう。
 

直径 呼び JIS規格
約21mm 13mm PJ1/2
約26mm 20mm PJ3/4
約33mm 25mm PJ1

日本の一般家庭の単水栓は、ほとんどの場合【呼び13mm(PJ1/2)】が使われてます。

交換手順

1.水道の元栓がしまっているか確認する

2.蛇口本体の根元をしっかり握り、半時計回りに回す

固くなっていてうまく回らない場合は、モンキーレンチを引っ掛けてから回してください。瞬間的に力を入れると回りやすいです。

3.配管まわりを歯ブラシで掃除する

蛇口を取り外すと配管が見えるので、サビや残っていたシールテープを取り除いてください。この際にゴミが残っていると水漏れの原因になってしまうことがあります。

4.新しい蛇口を試しに取り付け、何回まるか確かめる

新しい蛇口が何回転で取り付けられるかを調べるために、シールテープを巻かずに時計回りにまわして取り付けます。この際に何回まるのかをメモしておきましょう。4〜7回が一般的です。

5.新しい蛇口を再度取り外し、シールテープを巻く

壁に付ける口径をこちらを向けている状態で、時計回りに5〜6回巻いてください。巻く際はきっちりと張り付くようにしましょう。

6.新しい蛇口を配管に取り付け、先ほどメモした回数と同じだけ時計回りにまわす

一度でも反対方向に回してしまった場合、隙間ができてしまい水漏れの原因となってしまいます。少しでも反対方向に回ってしまった場合は、もう一度外してシールテープを巻き直しましょう。

7.蛇口を捻って問題なく水が流れたら交換完了

壁付け混合水栓の交換手順


壁付け混合水栓は、お風呂場やキッチンなどで使用されているタイプの蛇口です。配管が2本壁に取り付けれらており、お湯と水の両方を使い分けられます。

ハンドルが二つあるタイプでも、同じ壁付きのタイプであればレバー式の蛇口に交換可能です。

規格やサイズ

壁つけ混合水栓も口径の規格は3つに分けられます。
 

直径 呼び JIS規格
約21mm 13mm PJ1/2
約26mm 20mm PJ3/4
約33mm 25mm PJ1

キッチンの壁付けの口径は、一般的に【呼び13mm(PJ1/2)】が使われています。

混合栓では取り付ける壁にある2つの配管(お湯と水の給水管)の距離を測る必要があります。距離はそれぞれの穴の中心を基準にします。

穴の間の距離が【105mm~225mm】の間であれば、ほぼ全ての蛇口で交換可能です。

交換手順

1.水道の元栓がしまっているか確認する

2.蛇口を取り付けている2つのナットを取り外す

レンチもしくはスパナを使い、蛇口を取り付けているナットを外してください。

3.蛇口本体を取り外す

4.ハの字の取付脚を反時計回りにまわし、取り外す

中の配管が損傷しないよう、慎重に取付脚を回して取り外してください。
ハの字ではなくストレートのタイプもありますが手順は同じです。

5.配管まわりを歯ブラシで掃除する

取付脚を取り外すと配管が見えるので、サビや残っていたシールテープを歯ブラシで取り除いてください。ゴミが残っていると水漏れの原因になってしまうのできちんとキレイにしましょう。

6.取付脚を配管に差し込んで回転数を確かめる

取り付ける際の回転数を確かめるために、一度取付脚を差し込んで何回まわるかを確認しましょう。

7.取付脚にシールテープを巻く

壁の配管に付ける方の口径をこちらを向けた状態で、時計回りに5〜6回巻いてください。巻く際はきっちりと張り付くようにしましょう。

8.取付脚をそれぞれ3回以上時計回りにまわし取り付ける

取付脚を時計回りに3回以上まわして取り付けてください。後で蛇口を水平に調節する必要があるので、右の取付脚だけは、最後まで回しきらずにゆとりを持たせてください。

少しでも反対方向に反対方向に回してしまった場合は、シールテープのまき直しからやり直す必要があります。

9.蛇口本体を取付脚に取り付け、ナットを回す

この時に取付脚まで回してしまわないように注意してください。

10.取付脚がハの字になるように調節する

先ほどゆとりを持たせた右の取付脚を回しながら、蛇口本体が水平になるように、時計回しで調節してください。
この際も反対方向に回らないように注意しましょう。

11.元栓を開け、問題なく水が出れば交換完了

台付きワンホール水栓の交換手順とポイント

台付きワンホール水栓
台付きワンホールと呼ばれる蛇口は、キッチンや洗面台で使用されるタイプで天板に穴が1つ空いているのが特徴です。

お湯と水の配管が一つにまとめられ、用途に応じて使い分けられるようになっています。

規格やサイズ

ワンホールタイプの蛇口を交換するためには、天板に空いた取り付け穴のサイズを知っておく必要があります。

水道メーカーの取り付け穴のサイズは基本的に【33mm~39mm】と共通のサイズのため、交換用の蛇口にも当てはまっているかを確認しましょう。

取扱説明書やメーカーのホームページでは穴の直径を「Φ35」と記載していることもあります。これは穴のサイズが35mmという意味になります。

交換手順

1.シンク・カウンター下の止水栓が閉められているか確認する

止水栓がなければ元栓を閉めましょう。

2.止水栓に繋がっている逆止弁を外す

ホースが銅管の時は一つにまとめておくと、天板の穴から取り出しやすいです。

3.シンク・カウンター下に固定されているナットを取り外す

ナットの取り外しにはモンキーレンチを使いましょう。

4.蛇口本体を持ち上げて外す

天板から蛇口本体を持ち上げて取り外してください。台座がネジ止めされていればドライバーで取り外しましょう。
この時の穴サイズが、33mm~39mmとなっているか確認します。

5.天板に台座を取り付ける

新しい蛇口の台座を天板に取り付けます。台座についているネジは六角レンチでまわし固定しましょう。

6.台座に蛇口本体をはめ込む

シャワーホースがついているタイプであれば、穴に通しやすいようにすべて引き出しておきましょう。はめ込んだ後はずれてしまわない様にしっかりとネジで固定しましょう。

7.逆止弁と配管ホースを止水栓を繋ぐ

外した時と逆の手順でつないでいきましょう。

8.止水栓を開け、水を流して問題がないようなら作業完了

台付きツーホール水栓の交換手順とポイント

台付きツーホール水栓
天板に2つの穴が空いており、本体が横長の蛇口はツーホールと呼ばれています。
バルブが2つ付いているタイプもあれば、レバー式のタイプもありますが、台付きで穴が二つであるのであればどちらにも交換可能です。

規格やサイズ

台付きツーホールの蛇口を交換するには、天板に空いた取り付け穴の大きさを測定する必要があります。ツーホールタイプの蛇口は基本的に【22mm〜27mm(Φ22~Φ27)】の企画に合わせて製造されています。計測方法によって多少の誤差はでますが、数ミリであれば問題ありません。

そして、2つの取り付け穴のそれぞれの距離も計測する必要があります。
国内の蛇口であれば、穴と穴の距離は各メーカー共通の【203mm】になるので、そのまま交換が可能です。距離を測る際はそれぞれの穴の中心を基準にします。

※ワンルームの部屋に使われているようなミニキッチン用の蛇口では【102mm】のものもあります。

交換手順

1.シンク・カウンター下の止水栓が閉められているか確認する

止水栓がなければ元栓を閉めましょう。

2.止水栓に繋がっているの2つのナットをそれぞれ外す

配管に水が残っていると水が垂れてくることがあります。

3.本体側を固定している2つのナットをそれぞれ外す

シンク・カウンター下から蛇口本体と給水ホースを固定しているナットを取り外しましょう。

4.本体を固定しているナットを取り外す

カウンター下に本体を固定しているナットを緩め、取り外します。

5.上から本体を引き抜きます。

この際に見える穴が取り付け穴になります。

6.新しい蛇口を取り付け穴に差し込む

7.カウンターの下からパッキン、座金の順番で入れて固定する

パッキン、座金の順番で入れたら、ロックナットを締めて固定しましょう。

逆止弁のある蛇口であれば、パッキンがきちんと付いていることを確認したうえで、取り付けてください。

8.給水ホースを本体側差し込んで固定する

逆止弁がある場合は、逆止弁に差し込みます。

9.止水栓と給水ホースをナットで固定する

取り外しの逆の手順で取り付けましょう。

10.止水栓を開け、水を流して問題がないようなら作業完了

蛇口の交換時に多いトラブル

水道の蛇口の交換方法を説明しましたが、初めての方にとっては初めて見るものばかりで、手順に従っていてもトラブルが発生してしまうことがあります。

ここからは、気をつけたい意外と見落としがちな蛇口交換トラブルについてご紹介します。

蛇口周りの障害物で取り付けられない

蛇口のタイプや規格が合っていても、蛇口の周りに障害物やでっぱりがあると取り付けられないケースがあります。

蛇口の規格ばかりに気を取られて、本体のサイズ感を把握していないとこういったトラブルが発生します。開封後では蛇口の返品が難しいので取り付け前に周囲の障害物についてもよく確認しましょう。

違うタイプの蛇口を取り付けてしまう

蛇口の外観が似ているように見えても実際は

「ワンホールからツーホールと規格が違う」「ハンドルが2つある蛇口でも、壁付きと台付きで異なる」

などのケースがあります。

ツーホールからワンホールへの交換は、不要になった穴をキャップで塞ぐことで対応できるものもありますが、基本的には同じタイプでの交換がおすすめです。

「違うタイプに交換したいけれど自力では難しい」と感じたのであれば、水道修理業者に相談しましょう。

こんな時は水道修理業者にお任せください

「水道修理ルート」では、水漏れや水道修理の他にも、蛇口の交換も受け付けております。

など、自力での解決が難しいようであれば、経験豊富なスタッフが安全・確実に交換いたします。

自力での交換の場合は保証がついていないため、パーツが破損してしまっても交換ができません。さらに設置不良で水漏れが発生する可能性もあります。

水道修理ルートでは、蛇口の交換後もお客様に安心してお使いいただけるように、1〜3年間の無料保証&点検を備えておりますので安心してお任せください。

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