水道の凍結を予防する方法と凍結してしまった場合の対処法

住宅の水道で発生するトラブルには水漏れや詰まりなどさまざまなものがありますが、北海道や東北など、冬の寒さの厳しい地域で発生するのが「水道の凍結」です。

水道が凍結してしまうと水が出なくなるだけでなく水道管の破損など大きなトラブルにもつながる可能性があります。

この記事では、そんな厄介なトラブルである水道の凍結についてご紹介します。

水道が凍結する条件に触れながら、凍結を予防する方法や実際に凍結してしまった場合の対処法などについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

1 水道が凍結する条件
2 凍結してしまいやすい水道の箇所
3 水道の凍結を予防する方法
4 水道が凍結してしまった場合の対処法
5 マンションでの水道管凍結への対策
6 まとめ

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水道が凍結する条件

寒い季節になると、水道管が凍結することがあります。水道の中の水は、気温が「マイナス4℃」以下になると凍結してしまう可能性があります。

水道管の中に水が凍ってしまうことで、水の流れが止まってしまいます。この現象は非常に困るものであり、日常生活に大きな影響を与えます。一般的に、水道管の凍結の原因は寒さによるものです。寒さが厳しい地域では特に注意が必要です。比較的簡単に凍結してしまうため、北海道や東北などの寒さの厳しい地域だと、冬の時期は常に凍結を意識しなくてはいけません。

関東などの地域で気温がマイナス4℃以下になることはそうそうありませんが、直近ですと2018年の1月にマイナス4℃を記録しているため、北海道や東北以外の地域であっても冷え込む日は注意が必要だと言えるでしょう。

凍結してしまいやすい水道の箇所

住宅にはさまざまな水まわり設備が備わっていますが、

給湯器に接続されている水道管など配管がむき出しになっているタイプの水道管
散水栓や湯沸かし器の元栓など住宅の日陰にある水道管
洗面所やトイレなど住宅の北側に配置されている水まわり設備の水道管

などは、その他の水道設備や水道管よりも凍結しやすいため注意が必要になります。

水道の凍結を予防する方法

まず、絶対にやってはいけないNG行動をご紹介します。まずは、水道管の周りの断熱材を剥がしたり、風通しの良い場所に水道管を設置したりすることです。これらの行動は、水道管が凍結しやすくなる原因となります。

水道の凍結を防ぎたいのであれば、普段から水道の凍結を予防するための措置をおこなっておくことが大切です。

水道の凍結を予防する方法としては以下の3つがあげられます。

水道管を保湿する
水を少しだけ出しっぱなしにしておく
水抜きしておく

それぞれの方法について詳しく紹介していきます。

1. 水道管を保温する

水道管を凍結から守るためには、断熱対策が必要です。まずは、水道管を包む断熱材を使用し、保温効果を高めることが重要です。水道を凍結させないためには水道管の内部の温度を少しでも高く保つ必要があります。水道管に布や緩衝材を巻きつけてテープなどで固定し、水道管の内部の熱が逃げないようにしましょう。

また、水道管の周りに風を遮るためのカバーを取り付けることも有効です。これらの対策をしっかりと行うことで、水道管の凍結を防ぐことができます。

2. 水を少しだけ出しっぱなしにしておく

水道管を凍結から守るために、水を流す対策も有効です。水を出しっぱなしにしておくと水道が凍結しなくなるので、気温が低くなる日は常に水を出しっぱなしにしておくようにしましょう。
出す水の量は少量で問題ありません。

また、水道の下にバケツなどを用意して水を溜めて洗濯などに使用するようにすれば、水を無駄にせずに済みます。

凍結を防ぐためには、水を流し続けることが重要ですが、その効果と注意点を知っておくことが大切です。水を流すことで水道管内の温度を一定に保つことができますが、水道代の増加や利水権の問題も考慮しなければなりません。

3. 水抜きしておく

水道に水抜き栓が設置されている場合は、寝る前に水抜きをおこなっておきましょう。
水抜きをおこなっておくことで水が滞留しなくなり、凍結してしまうことがなくなります。

水抜きの方法は水抜き栓によって異なりますので、説明書を確認しながらおこなうようにしてください。

水道管凍結の予防法についてご紹介しました。水道管の凍結は、生活に大きな影響を与えるだけでなく、修理費用も高額になります。暖かい季節に予防対策を行い、凍結を防ぐことが重要です。

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水道が凍結してしまった場合の対処法

水道管凍結は寒い冬によく起こるトラブルです。水の通りが悪くなったり、最悪の場合は破裂して大きな被害をもたらすこともあります。先ほど紹介した方法で凍結を予防していたとしても水道が凍結してしまうことはあります。

水道管の周りを断熱材で覆う

もし実際に水道が凍結してしまった場合は、まずは水道管の周りを暖かい布や断熱材で覆い、冷気の侵入を防ぐことが大切です。水道管にタオルを巻きつけ、その上から50℃ほどのお湯をかけてみてください。
そうすることで水道管の内部の温度が上昇し、凍結が解消されます。

熱湯にしてしまうと水道管を損傷させてしまう可能性がありますので、くれぐれも熱湯ではおこなわないようにしてください。

また、電気毛布やホットカーペットを使用して管の周囲を温める方法も有効です。凍結してしまった場合は、絶対に暖房を使って解凍を試みないようにしましょう。熱気が直接当たることでむしろ破裂の原因となることがあります。

凍結防止剤の効果と使い方

凍結防止剤の効果と使い方もポイントです。凍結防止剤を使用することで、水道管内の水を凍結させないようにすることができます。凍結防止剤は市販されており、使用方法も簡単です。水道管に注入するだけで、凍結を防ぐことができます。ただし、凍結防止剤は効果が一時的であり、定期的に追加する必要があります。

プロに頼む場合の注意点と選び方

最後に、プロに頼む場合の注意点と選び方についてです。プロに依頼するという選択もありますが、注意が必要です。信頼できる業者を選ぶことが重要であり、実績や口コミを確認しましょう。また、料金や作業内容についてもしっかりと確認しておくことが必要です。

以上が水道管凍結で被害を最小限に抑える方法についての解説です。寒い冬に備えて、早めの対策を行いましょう。ますます寒さが厳しくなる冬に向けて、水道管凍結対策をしっかりと行っていきます。対策を怠らず、被害を最小限に抑えましょう。

マンションでの水道管凍結への対策

マンション住民ができる対策とは？

マンションでの水道管凍結は、冬季に多く発生する問題です。住民ができる対策としては、冷え込む前に水道管の絶縁材を取り付けることや、水を少しずつ流すことが挙げられます。

また、湯たんぽを利用することでも予防することができます。これらの対策を行うことで、水道管凍結による被害を最小限に抑えることができます。

共用部での水道管凍結事故対策

共用部での水道管凍結は、住民全体に影響を及ぼす重大な問題です。対策としては、共用部の断熱材を厚くすることや、定期的な点検と保守を行うことが重要です。

また、通風を改善するために換気扇を設置することも有効です。管理会社や管理組合と連携して、定期的な点検や適切な対策を行いましょう。

マンション管理会社の対応策

マンション管理会社は、水道管凍結事故が起きないように適切な対応策を講じる必要があります。具体的な対応策としては、冬季における設備点検の強化や、経験豊富なスタッフの配置などが挙げられます。

また、住民への啓発活動や緊急時の連絡体制の整備も重要です。これらの対応策を行うことで、水道管凍結による被害を最小限に抑えることができます。

以上が、マンションでの水道管凍結への対策についての説明です。住民、共用部、管理会社がそれぞれ役割を果たすことで、安心して暮らせる環境を実現していきましょう。

まとめ

今回ご紹介した「水道の凍結を予防する方法と凍結してしまった場合の対処法」はいかがだったでしょうか？

水道の凍結は北海道や東北など寒さの厳しい地域で特に発生しやすい水道トラブルですが、「マイナス4℃以下」になると発生するため、その他の地域でも発生する可能性は十分にあります。

そのため、北海道や東北にお住まいの方はもちろん、それ以外の地域の方も、冷え込みが厳しくなる日は今回紹介した予防法を実践するようにしましょう。
また、実際に水道が凍結してしまった場合は、紹介させてもらった対処法で対処するようにしてください。

もし紹介させてもらった対処法を実践しても凍結が解消されない場合は、水道修理の専門家である水道修理業者に対応を依頼するようにしましょう。

その際は、ぜひ、私たち「水道修理ルート」にご依頼ください。
私たちは水道設備のことを知りつくした水道局指定の水道修理業者です。

水道の凍結によって水道管が破損して交換が必要になった場合であっても適切かつ迅速に対応させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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