ノーリツは、リンナイと並んで日本を代表する給湯器メーカーの一つです。
ノーリツの給湯器には大手メーカーならではの技術力の高さがあります。
しかしながら、当然ノーリツの給湯器にも故障やトラブルが発生することはあります。給湯器は生活に密着した機器であるからこそ、トラブル発生時には大きな不便を感じてしまうものです。
この記事では、ノーリツの給湯器が故障した場合の対策を、エラーコードから解説します。
水道修理業者として100万件以上の相談実績をもつ水道修理ルートが解説するので、ぜひ参考にしてください。
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ノーリツ給湯器で特に多いエラーコードとその症状・対処法
ノーリツの給湯器には、個別の症状・トラブルに応じてエラーコードが割り振られているため、エラーコードの数は多数あります。
だからこそピンポイントで対策できる反面、エラーコードを一つひとつ確認するだけでも大変であるという面もあります。
この章では、ノーリツのエラーコードのなかでも、よくある3つの症状について解説します。
「111」は給湯器の点火不良
ノーリツ給湯器エラーコード「111」は、点火不良によってお湯が出なくなるケースです。
給湯器本体によってエラーが生じている場合と台風や集中豪雨などの外的環境によって(感電防止のためにあえて点火しにくくなるよう安全対策が取られているため)発生するケースとの両方があります。
エラーコード111の対策としては、以下の点をチェックしましょう。
- ガスが供給されているか?(ガスメーターを確認)
- ガスの元栓が閉まっていないか?
- 台風や集中豪雨から時間が経過しても症状が改善しないか?
時間が経過しても症状が改善しない場合には修理サポートに相談してください。
「290」は中和器内部の詰まり
エラーコード290は、ノーリツのエコジョーズタイプの給湯器特有のものであり、中和器内部の詰まりが生じた際に表示されます。
「290」のエラーコードが表示されているときには、お湯が出ない状態になります。
中和器とは、排気熱を利用して効率よくお湯を作るためのエコジョーズ内部の機器です。
「290」が表示されている際は、修理サポートに相談してください。
「888」は点検のお知らせ
エラーコード888は定期点検のお知らせです。
機能面でトラブルが発生しているわけではありませんが、一定の使用期間・使用回数を超えると、リモコンモニターに表示されます。
修理サポートの点検を受けるか、サポートに電話して表示の解除方法を確認するまでは、エラーコードの表示は消えません。
修理依頼が必要になるノーリツ給湯器のエラーコード
ノーリツ給湯器のエラーコードのなかには、「簡単な操作で解除できるもの」と「修理サポートの修理依頼を受けないと修繕ができないもの」と2とおりあります。
サポートへの依頼が必要な者については、特にスケジュールを調整して迅速に対応を依頼する必要があります。
種類別にまとめて解説しているので、照らし合わせて修理サポート・専門業者へ依頼してください。
安全装置異常(121.123・200)
ガスを使用する給湯器においては、大きな事故を防ぐための安全装置がついています。
機器のセンサーが働き安全装置が働いたときには、お湯が出ない状態になります。
- 121「給湯立ち消え安全装置作動」(炎非検知)
- 123「暖房立ち消え安全装置作動「(炎非検知)
これらの症状の場合は、ガスの元栓・メーターを確認してください。
ガスが供給されているはずであるにも関わらずこれらのエラーコードが生じている場合は、給湯器故障の可能性があるためサポートに修理依頼をしてください。
センサ系の異常(162~164・173・200・391・392・411・412・432)
ノーリツの給湯器は、さまざまなセンサにて制御をおこなっています。
センサに異常が生じた場合、お湯が出なかったり水位が安定しなかったりするなどの症状が発生します。
- 162「自動注湯温度異常」
自動湯張り時の入水温度が高温の状態です。
再び操作をして同じエラーコードが表示される際には、サポートセンターに修理依頼をしてください。
- 200「給湯残火安全装置作動」
器具内で異常に高温を感知している状態です。
再稼働しても症状が改善しない場合には、修理サポートに依頼をしてください。
- 391:「パーナセンサー異常」
- 392:「ふろバーナーセンサー異常」
- 411:「給湯水量センサー異常」
- 412:「注湯水量センサー異常」
それぞれ、給湯器の温度や水量を制御するセンサーにエラーが生じている状態をさします。
再度操作をしても同じ症状が現れる場合には、修理サポート・専門業者に点検・修理を依頼する必要があります。
- 432:「水位センサー異常」
水位センサーに異常が生じると、お風呂の水位の調節ができなくなります。
結果的に、水位が低いor低い・お湯が溢れるなどの症状があらわれます。
給湯器の説明書を確認しながら、改めて水位の自動調整の設定をおこなうことで改善できる可能性がありますが、改善しない場合には修理サポートに依頼してください。
水漏れの可能性(173・543)
ノーリツ給湯器に以下のエラーコードが発生している際には、水漏れが疑われます。
- 173「暖房運転の停止」
暖房配管の水漏れや暖房配管のエアがみの可能性が考えられます。
- 543「暖房運転の不作動」
暖房配管からの暖房水漏れの可能性が考えられます。
これらのエラーコードが表示された際には、いずれも修理が必要です。
サーミスタの異常(321・323・324・331・344・350・351)
サーミスタとは、温度センサーのことです。
つまり、給湯器の根幹機能の一つであるといえます。サーミスタに異常が生じると、お湯が出ないなどの症状が発生します。
サーミスタの異常を知らせるエラーコードは、以下のとおりです。
- 321「給湯出頭サーミスタ異常」
- 323「暖房高温サーミスタ異常」
- 324「床温サーモ異常」
- 331「給湯缶体サーミスタ異常」
- 344「床センサ・不良(断線・ショート)」
- 350「オイルサーミスタ異常」
- 351「貯水缶体サーミスタ異常」
サーミスタの異常は、まれにリモコンの電源コンセントの抜き差しによって状況が改善する可能性があります。
復旧しない場合には、修理サポートに対応を依頼してください。
弁の異常(520・542)
給湯器の弁に異常が発生すると、お湯が出なくなるなどのトラブルにつながります。
エラーコードは以下のとおりです。
- 520:「制御弁・サブ基板異常」
- 542:「三方弁異常」
再度操作をしても症状が改善しない場合は、修理サポートに依頼をしてください。
ファンモーターの異常(610~613)
ファンモーターに異常が生じているときは、異音の発生や不完全燃焼などの症状が生じます。
仮にお湯が出ている状態であっても、そのまま使用し続けると大きな事故につながる可能性もあるため、早急な対処が必要です。
注意すべき点は、以下のとおりです。
- 610「燃焼用ファン異常」
- 611「給湯燃焼ファン異常」
- 612「ふろ燃焼ファン異常」
- 613暖房燃焼ファン異常」
リモコンパネルで再び操作をおこなっても同じ症状が出る場合には、すぐに修理サポートに依頼をしてください。
ポンプ・設備の故障(430・643・644・651)
ポンプや設備の故障を表すエラーコードについても、給湯器システム根幹のシステムにエラーが生じている可能性が高い状況です。
- 430「ドレンタンク水位電極異常」
- 643「暖房ポンプ異常」
- 644「循環ポンプ回転数以上」
- 651「水量サーボ(水量調整弁)異常
- 661「ハイパス水量調整弁異常)
これらの症状が現れた場合にも、基本的に修理サポートに相談し、対処方を相談してください。
リモコン・通信系の異常(760・763・764)
給湯器本体や配管に異常が生じていなくても、リモコン・通信系に異常が生じているケースがあります。
具体的には以下のエラーコードです。
- 760「リモコン伝送異常」
- 763「インテリジェント通信不良」
- 764「通信異常」
リモコンの通信トラブルの場合は、異常の原因が給湯器本体側の基板にあるのか、個々のリモコン機器の問題であるのかを切り分ける必要があります。
いずれにせよ、再操作をしても同じ症状があらわれる場合は修理サポートの依頼が必要です。
ヒーターなどの異常(03C・30C・60C)
ヒーターに異常が発生すると、熱いお湯を作ることができなくなります。
凍結などのリスク発生時にヒーター異常が生じることもあります。
エラーコードは以下のとおりです。
- 03C「入水側高温入水」
- 30C「器具外F点サーミスタ故障」
- 60C「器具外ヒーター断線異常」
ブザーが発生している際には、運転スイッチを切るとブザーが止まります。
その後、再度スイッチを入れても復旧しない場合には、修理サポートに依頼をしてください。
ノーリツ給湯器エラーコードが出たときのスムーズな対処法
ノーリツ給湯器のエラーコードが出たときには、スムーズに対処することが重要です。
ポイントを3点紹介します。
リモコンパネルのエラーコードを確認
まずチェックすべきポイントは、ノーリツ給湯器のリモコンパネルのエラー表示を正確に把握することです。
エラーコードは、数字もしくはアルファベット3桁であるため、1文字でも異なると症状や対処方が大きく異なります。
正確に把握することが重要です。
自分で対処できるかどうかを確認
エラーコードのなかには、電源の抜き差しなどの簡単な作業で対処できるものもあります。
ノーリツ給湯器のホームページや説明書を確認して、簡単に対処できそうな内容であれば、ご自身での対処を試みましょう。
対処法がわからないときには水道修理業者に相談を
対応方法のわからないノーリツ給湯器の故障に関しては、基本的にプロの水道修理業者に修理依頼をします。
給湯器の故障は、専門資格・高い技術力がなければ対応不可です。
また、給湯器の作業に関しては危険も伴います。
無理にご自身で作業をするのではなく、必ずプロの専門業者に依頼をしましょう。
まとめ
ノーリツ給湯器が故障をしたり、トラブルが発生したりしたときには、エラーコードを確認することでスムーズに修理・修繕の対策をおこなうことができます。
しかしながら、どのようなエラーコードが出たときにどのように対応するのかを把握していないと、スムーズな対応は取れません。
また、ノーリツの給湯器が故障した際には一般利用者では対応が困難なことも多数あります。
対応が難しいときには、無理をせずにサポートに連絡をして修理依頼をしましょう。