給湯器の分野においては、パナソニックは高いシェア率を誇っているわけではないものの、エコキュートNSシリーズなどが高い人気を集めています。ソーラー機能やフルオート機能など、総合家電メーカーとしての技術力の高さが、給湯器の分野でも発揮されています。

しかし、パナソニック給湯器に関しても故障・トラブルを発生する可能性があり、エラーコードが表示された際などには適切な対処が必要です。

ガス給湯器やエコキュートの故障・トラブルをそのままにしておくと、お湯が出ないだけでなく、その後より大きなトラブルが生じるリスクもあります。

この記事では、水回り工事の専門業者として21年以上の実績をもつ水道修理ルートが、エラーコードの対処法を中心にトラブル対応方法を解説します。

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パナソニックエコキュート・給湯器のエラーコードの確認方法

パナソニックのエコキュートやガス給湯器に不調・トラブルが生じた場合には、ガス給湯器を確認するとスムーズに対応できます。

基本的な流れは、以下のとおりです。

1.不具合やトラブルを発見する

2.状況を確認する(水は出るのか?他の蛇口は正常に使用できるか?など)

3.リモコンパネルに表示されているエラーコードを確認する

そして、パナソニックの給湯器は、エラーコードの種類によって対応方法が分かりやすいという特徴があります。

エラーコード「U〇〇」は自分で直せる可能性がある

パナソニック給湯器について「U」から始まる3桁のエラーコードが表示されている場合には、ご自身で直せる可能性があります。
状況に応じた適切な対応を取りましょう。

ただし、「U〇〇」のエラーコードであれば確実にご自身で対応できるというわけではありません。

この章で記載した内容に沿って対応しても症状が改善しない場合やたびたび同じエラーを繰り返している場合には、修理業者に相談しましょう。

基本的な流れ

「U」から始まるエラーコードを確認した場合には、まずエラーコードごとの対処法をおこないます。

安全に注意しながら復旧されたか否かを確認して、問題ないようでしたらそのまま給湯器を使用し続けても大丈夫です。

 

主なエラーコード

Uから始まるエラーコードの主な例を紹介します。

凍結の解消や断水の解除を待ってから、再操作をすれば直る場合があります。

排水栓を閉めるのを忘れている際に、U51が表示されます。
排水栓をして、再びお湯を流せばお湯が流れます。

お風呂のお湯があふれている際に、U53のエラーが表示されます。
湯張りの設定水量を下げることで、改善する可能性があります。

お風呂の基準水位が設定されていない状態です。
お風呂のお湯・水をいったん抜いてから、自動湯張りボタンを押します。

エラーコード「F〇〇」「H〇〇」は修理業者への依頼が必要

「F」や「H」から始まるエラーコードが表示されている場合には、ご自身で対処できないケースが大半です。

専門の修理業者に修理依頼をしましょう。

修理業者に依頼をした後に作業スタッフが駆けつけるまでに、もしできれば以下の作業をおこないましょう。

1.エコキュート・給湯器本体のブレーカーをOFFにする

2.漏電しゃ断器をOFFにする

3.給水元栓を閉じる

これらの作業をおこなうことで、被害の拡大を食い止めることが可能です。

ただし、やり方が分からないときや自信がないときにはご自身の判断では作業をおこなわず、専門業者の指示に従いましょう。

パナソニックエコキュート・給湯器にて故障が疑われるケースの対処法

パナソニックのエコキュート・給湯器を使用していて、故障やトラブルが疑われる状況もあります。

この章では、具体的な症状別に対処法や対策を解説します。

お湯がぬるい

サーモスタットタイプの混合水栓を使用していて、お湯が設定温度にならない(ぬるい)ときには、設定したい温度+10度に設定してください。

サーモスタットタイプはお湯と水を内部で混ぜて調整する仕組みですが、設定温度よりも温度が低くなります。

シャワーのパワーが弱い(エコキュート)

エコキュートは、一般的にガス給湯器よりも水圧が弱く、シャワーのパワーが弱い傾向があります。

タンクにお湯を張って水を出す仕組みをとっているためです。

対処法としては、以下の方法があります。

貯湯ユニットから水があふれている(エコキュート)

お湯を沸かしている際には、水分が膨張するため少量の水が給湯器の貯湯ユニットからポタポタとあふれるのは一般的なことです。

故障やトラブルの心配はありません。

ただし、以下のケースではタンクの漏水の可能性があります。

上記の場合には、修理業者に相談をしてください。

ヒートポンプユニットから水が漏れている(エコキュート)

エコキュートで沸き上げ運転をしている際、ヒートポンプユニットでは背面の空気熱交換器が低温になり、結露が起こります。

この原理による水漏れは、多いときには1番で10L程度にもなるため、ヒートポンプユニット下部からしっかりと排水処理をおこなうようにしておく必要があります。

パナソニックエコキュート・給湯器のよくあるエラーコード

パナソニックのエコキュートの中で、頻繁に表示されるエラーコードが存在します。

頻繁に表示されるエラーコードを把握しておくと、トラブル発生時に迅速な対応が取れる可能性があります。
また、慌てずに済むケースもあるでしょう。

この章では、パナソニックエコキュート・給湯器によくみられるエラーコードを解説します。

F19

パナソニック給湯器のエラーコードF19は、出湯温度異常を示しています。

水を温めたり冷やしたりするための機器である水熱交換機の循環水量が不足した結果、お湯の温度が異常に高くなり、安全装置が働いた結果、お湯が沸かせなくなってしまいます

F19の表示が出ている状況下でそのままお湯を使用すると、火傷の恐れがあり非常に危険です。

考えられる原因の一つとして、配管の凍結があります。配管凍結の場合は、時間の経過によって復旧することもあります。

ただし、凍結以外の状況の場合はご自身での対処が難しいため、修理業者に依頼をしてください。

F24

パナソニックのエラーコードF24は、冷凍異常を示すエラーコードです。

F24が表示される場合の原因として考えられるのは、以下の要因です。

根本の原因によって対処法はそれぞれ異なりますが、いずれのケースにおいても専門業者への依頼が必要です。

F27

F27は、圧力センサー異常を表すパナソニック独自のエラーコードです。

F27が表示されている状態の場合には、新たにお湯を作り出すことができなくなります

圧力スイッチは、エコキュートのヒートポンプ内にあり、圧力異常が生じたときにのみ作動するスイッチです。具体的には、水圧やガスの異常などが考えられます。

根本的な原因として考えられるのは、以下のとおりです。

まれに、いったん電源を切って再操作をすると直ることがあります。
再操作をしても直らないときには、修理業者に依頼をしてください。

H54

H54は、三方弁というヒートポンプ内部品の故障・もしくは基板の故障により三方弁が正常に作動していないことを意味するエラーコードです。

三方弁とは、ヒートポンプ内部でお湯と水を切り替える機能をもっているので、H54が表示されている際にはお湯が出ません

H54が表示されている場合は、三方弁の点検・交換や基板が必要になります。

いずれにしても専門の修理業者への依頼が必要です。

H59

H59は、パナソニックのエコキュートにのみ表示されるエラーコードで、貯湯タンク内の「給湯混合弁の異常」を示すエラーコードです。
H59が表示されているときには、蛇口やシャワーからお湯が出なくなります

H59が表示された場合には、給湯サーミスタという部品の点検・交換が必要です。

したがって、専門の修理業者への依頼が必要です。

H87

エラーコードH87は、給湯混合弁温度異常を示すエラーコードです。
パナソニック給湯器のKB・FB・WB・KCシリーズに見られるエラー症状です。

H87が表示されている場合、エコキュートからお湯が出ない症状になります。
考えられる原因はさまざまですが、基本的にH87の場合は、専門業者に修理を依頼する必要があります。

H88

H88は、お風呂の混合弁の異常を示すエラーコードです。

混合弁の異常が表示されている場合には、設定温度を高くしても、希望の温度にはなりません。主な対処方法は、以下のとおりです。

いずれにせよ、専門業者による点検・修理が必要です。

まとめ

パナソニックのエコキュート・給湯器の故障が疑われる場合には、適切な対処法を取る必要があります。

そのためには、状況を冷静に把握して、適切な対処法を取ることが重要です。

エラーコードが表示されているケースであっても、必ずしも故障・不具合が発生しているわけではないため、状況を一つひとつ確認して慎重に対応しましょう。

また、もしエコキュートや給湯器が故障している場合、大半のケースで専門業者への修理依頼が必要です。エラーコードの内容を確認したうえで、記事を参考にしていただけたら幸いです。