パナソニックの給湯器やエコキュートにエラーコードが表示される場合、自分で対処できるものと専門業者への依頼が必要なものに分かれます。
この記事では、エラーコードの種類(U・F・H)と対処法の違い、故障が疑われるケース別の対策、よくあるエラーコード(F19・F24・F27・H54・H59・H87・H88)の原因と対応方法について解説します。
それではまず、エラーコードの確認方法と種類から見ていきましょう。
目次
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パナソニックエコキュート・給湯器のエラーコードの確認方法
パナソニックのエコキュートやガス給湯器に不調・トラブルが生じた場合には、ガス給湯器を確認するとスムーズに対応できます。
基本的な流れは、以下のとおりです。
そして、パナソニックの給湯器は、エラーコードの種類によって対応方法が分かりやすいという特徴があります。
| エラーコードの種類 | 主な意味 | 対応方法 |
|---|---|---|
| U〇〇 | 操作・設定に関する異常 | 自分で対処できる可能性がある |
| F〇〇 | 機器の内部異常 | 専門業者への依頼が必要 |
| H〇〇 | 部品・センサーの異常 | 専門業者への依頼が必要 |
具体的なエラーコードについて解説していきます。
エラーコード「U〇〇」は自分で直せる可能性がある
パナソニック給湯器について「U」から始まる3桁のエラーコードが表示されている場合には、ご自身で直せる可能性があります。状況に応じた適切な対応を取りましょう。
ただし、「U〇〇」のエラーコードであれば確実にご自身で対応できるというわけではありません。
この章で記載した内容どおりに対応しても症状が改善しない場合や、たびたび同じエラーを繰り返している場合には、修理業者に相談しましょう。
主なエラーコード
Uから始まるエラーコードの主な例を紹介します。
| エラーコード | 内容 | 対処法 |
|---|---|---|
| U22 | 給湯管・風呂配管の凍結、または湯張り中の断水 | 凍結解消・断水解除を待ってから再操作する |
| U51 | 浴槽の排水栓の閉め忘れ | 排水栓を閉めて再操作する |
| U53 | お風呂のお湯のあふれ | 湯張りの設定水量を下げる |
| U54 | 浴槽の基準水位が未設定 | お湯・水を抜いてから自動湯張りボタンを押す |
エラーコード「F〇〇」「H〇〇」は修理業者への依頼が必要
「F」や「H」から始まるエラーコードが表示されている場合には、ご自身で対処できないケースが大半です。
専門の修理業者に修理依頼をしましょう。
修理業者に依頼をした後に作業スタッフが駆けつけるまでに、もしできれば以下の作業をおこないましょう。
2.漏電しゃ断器をOFFにする
3.給水元栓を閉じる
これらの作業をおこなうことで、被害の拡大を食い止めることが可能です。
ただし、やり方が分からないときや自信がないときにはご自身の判断では作業をおこなわず、専門業者の指示に従いましょう。
パナソニックエコキュート・給湯器にて故障が疑われるケースの対処法
パナソニックのエコキュート・給湯器を使用していて、故障やトラブルが疑われる状況もあります。
この章では、具体的な症状別に対処法や対策を解説します。
お湯がぬるい
サーモスタットタイプの混合水栓を使用していて、お湯が設定温度にならない(ぬるい)ときには、設定したい温度+10度に設定してください。
サーモスタットタイプはお湯と水を内部で混ぜて調整する仕組みですが、設定温度よりも温度が低くなります。
シャワーのパワーが弱い(エコキュート)
エコキュートは、一般的にガス給湯器よりも水圧が弱く、シャワーのパワーが弱い傾向があります。
タンクにお湯を張って水を出す仕組みをとっているためです。
対処法としては、以下の方法があります。
- 高圧タイプのエコキュートを選ぶ
- 使用時に設定温度を高くして、水と混ぜて使用する
貯湯ユニットから水があふれている(エコキュート)
お湯を沸かしている際には、水分が膨張するため少量の水が給湯器の貯湯ユニットからポタポタとあふれるのは一般的なことです。
故障やトラブルの心配はありません。
ただし、以下のケースではタンクの漏水の可能性があります。
- タンクの下が水浸しになっている
- エコキュートを使用していないときにもタンクから水漏れが生じている
上記の場合には、修理業者に相談をしてください。
ヒートポンプユニットから水が漏れている(エコキュート)
エコキュートで沸き上げ運転をしている際、ヒートポンプユニットでは背面の空気熱交換器が低温になり、結露が起こります。
この原理による水漏れは、多いときには1番で10L程度にもなるため、ヒートポンプユニット下部からしっかりと排水処理をおこなうようにしておく必要があります。
パナソニックエコキュート・給湯器のよくあるエラーコード
パナソニックのエコキュートの中で、頻繁に表示されるエラーコードが存在します。
頻繁に表示されるエラーコードを把握しておくと、トラブル発生時に迅速な対応が取れる可能性があります。
また、慌てずに済むケースもあるでしょう。
| エラーコード | 内容 | 主な原因 |
|---|---|---|
| F19 | 出湯温度異常 | 水熱交換機の循環水量不足・配管の凍結 |
| F24 | 冷凍異常 | 沸き上げポンプの不具合・冷媒漏れ・配管の逆接続 |
| F27 | 圧力センサー異常 | 部品の劣化・基板の故障・誤信号 |
| H54 | 三方弁の異常 | 三方弁または基板の故障 |
| H59 | 給湯混合弁の異常 | 給湯サーミスタの不具合 |
| H87 | 給湯混合弁温度異常 | 混合弁・センサー系の不具合 |
| H88 | お風呂混合弁の異常 | ふろ混合弁・逆止弁へのゴミ詰まり |
この章では、パナソニックエコキュート・給湯器によくみられるエラーコードを解説します。
F19
パナソニック給湯器のエラーコードF19は、出湯温度異常を示しています。
水を温めたり冷やしたりするための機器である水熱交換機の循環水量が不足した結果、お湯の温度が異常に高くなり、安全装置が働いた結果、お湯が沸かせなくなってしまいます。
F19の表示が出ている状況下でそのままお湯を使用すると、火傷の恐れがあり非常に危険です。
考えられる原因の一つとして、配管の凍結があります。配管凍結の場合は、時間の経過によって復旧することもあります。
ただし、凍結以外の状況の場合はご自身での対処が難しいため、修理業者に依頼をしてください。
F24
パナソニックのエラーコードF24は、冷凍異常を示すエラーコードです。
F24が表示される場合の原因として考えられるのは、以下の要因です。
- タンクにお湯が残っている状態で、ヒートポンプ配管の戻り・往きを逆接続した
- 出湯サーミスタが外れた
- 沸き上げポンプの不具合
- 膨張弁コイルの抵抗値の異常
- 冷媒(れいばい)漏れ
※冷媒とは、効率よくお湯を温めるために用いられる熱媒体のこと
根本の原因によって対処法はそれぞれ異なりますが、いずれのケースにおいても専門業者への依頼が必要です。
F27
F27は、圧力センサー異常を表すパナソニック独自のエラーコードです。
F27が表示されている状態の場合には、新たにお湯を作り出すことができなくなります。
圧力スイッチは、エコキュートのヒートポンプ内にあり、圧力異常が生じたときにのみ作動するスイッチです。具体的には、水圧やガスの異常などが考えられます。
根本的な原因として考えられるのは、以下のとおりです。
- 部品の劣化や破損などによる故障
- 基板の故障
- 誤信号
まれに、いったん電源を切って再操作をすると直ることがあります。
再操作をしても直らないときには、修理業者に依頼をしてください。
H54
H54は、三方弁というヒートポンプ内部品の故障・もしくは基板の故障により三方弁が正常に作動していないことを意味するエラーコードです。
三方弁とは、ヒートポンプ内部でお湯と水を切り替える機能をもっているので、H54が表示されている際にはお湯が出ません。
H54が表示されている場合は、三方弁の点検・交換や基板が必要になります。
いずれにしても専門の修理業者への依頼が必要です。
H59
H59は、パナソニックのエコキュートにのみ表示されるエラーコードで、貯湯タンク内の「給湯混合弁の異常」を示すエラーコードです。
H59が表示されているときには、蛇口やシャワーからお湯が出なくなります。
H59が表示された場合には、給湯サーミスタという部品の点検・交換が必要です。
したがって、専門の修理業者への依頼が必要です。
H87
エラーコードH87は、給湯混合弁温度異常を示すエラーコードです。
パナソニック給湯器のKB・FB・WB・KCシリーズに見られるエラー症状です。
H87が表示されている場合、エコキュートからお湯が出ない症状になります。
考えられる原因はさまざまですが、基本的にH87の場合は、専門業者に修理を依頼する必要があります。
H88
H88は、お風呂の混合弁の異常を示すエラーコードです。
混合弁の異常が表示されている場合には、設定温度を高くしても、希望の温度にはなりません。主な対処方法は、以下のとおりです。
- ソーラーシステムと接続確認・補修
- ふろ混合弁・給湯混合弁のお湯側逆止弁のゴミの除去
いずれにせよ、専門業者による点検・修理が必要です。
パナソニック給湯器のエラーコードに関するよくある質問
パナソニック給湯器にエラーコードが表示された場合、まず何をすればよいですか?
表示されたエラーコードの種類を確認してください。「U」から始まるコードは自分で対処できる可能性があります。「F」や「H」から始まるコードは専門業者への依頼が必要なケースがほとんどです。
エラーコード「U」と「F」「H」の違いは何ですか?
「U」は操作・設定に関する異常で、自分で対処できる場合があります。「F」「H」は機器内部の部品やセンサーの異常を示しており、専門業者による点検・修理が必要です。
パナソニック給湯器でよく表示されるエラーコードはどれですか?
F19(出湯温度異常)、F24(冷凍異常)、H54(三方弁異常)、H59(給湯混合弁異常)などが代表的です。これらはいずれも専門業者への依頼が必要なエラーコードです。
エラーコードが表示されたまま給湯器を使い続けても問題ありませんか?
使い続けることは危険です。特にF19は火傷の恐れがあり、放置するとより深刻なトラブルに発展するリスクがあります。エラーコードが表示されたら早めに対処してください。
F・Hエラーが表示されたときに業者が来るまでにできることはありますか?
給湯器本体のブレーカーと漏電遮断器をOFFにし、給水元栓を閉じることで被害の拡大を防げます。ただし、やり方がわからない場合は無理に操作せず業者の指示に従ってください。
まとめ
パナソニックのエコキュート・給湯器の故障が疑われる場合には、適切な対処法を取る必要があります。
そのためには、状況を冷静に把握して、適切な対処法を取ることが重要です。
エラーコードが表示されているケースであっても、必ずしも故障・不具合が発生しているわけではないため、状況を一つひとつ確認して慎重に対応しましょう。
また、もしエコキュートや給湯器が故障している場合、大半のケースで専門業者への修理依頼が必要です。エラーコードの内容を確認したうえで、記事を参考にしていただけたら幸いです。

