トイレタンクの手洗い管から水が出ない！自分で解決する方法から業者に依頼した場合の費用目安を解説

最終更新日:2024/09/22 / 公開日:2024/09/22

トイレを使用した後、手を洗おうとしてトイレタンクの手洗い管から水が出ないという経験をしたことはありませんか？

本記事では、トイレタンクの手洗い管から水が出ない原因と、その対処法について詳しく解説します。

1 トイレの手洗い管の仕組み
- 1.1 手洗い管の水の流れ
2 トイレタンクの手洗い管から水が出ない主な原因
3 トイレタンクの手洗い管から水が出ない場合の自分でできる対処法
4 水道修理業者に依頼すべき状況
5 まとめ

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トイレの手洗い管の仕組み

手洗い管の水の流れ

手洗い管への水の流れは、タンクに水が供給される際、その一部が手洗い管へと分岐します。水量調整弁（止水栓）によって手洗い管への水量が制御され、適切な水圧で水が供給されるようになっています。この一連の流れが正常に機能することで、トイレ使用後に手を洗うための水が確保されるのです。

トイレタンクの手洗い管から水が出ない主な原因

給水管の詰まりや破損

給水管は、タンクに水を供給する重要な役割を果たしています。時間の経過とともに、給水管内部にスケール（水垢）が蓄積したり、管が劣化して亀裂や破損が生じたりすることがあります。これらの問題により、水の流れが阻害されたり、水圧が低下したりして、結果的に手洗い管から水が出なくなる可能性があります。

給水管の状態を定期的に確認し、必要に応じてメンテナンスや交換を行うことが重要です。

浮きゴムの不具合

浮きゴムはタンク内の水位を調整する重要な部品です。浮きゴムが正常に機能しないと、タンク内の水位が適切に保たれず、手洗い管に十分な水が供給されなくなる可能性があります。浮きゴムの劣化や位置のずれにより、タンクの水位が低すぎたり高すぎたりすると、手洗い管への水の供給に影響を及ぼします。

水量調整の問題

水量調整弁は手洗い管への水の流量を制御する重要な役割を果たしています。この弁が適切に調整されていないと、手洗い管への水の供給量が不足し、水が出なくなる原因となります。また、水量調整弁自体が劣化や故障している場合も、同様の問題が発生する可能性があります。水量調整弁の設定を確認し、必要に応じて調整や交換を行うことで、この問題を解決できることがあります。

トイレタンクの手洗い管から水が出ない場合の自分でできる対処法

給水管の点検と清掃

給水管の点検と清掃は、水の流れを改善する効果的な方法です。以下の手順で行ってください。

【給水管の点検と清掃方法】

1.タンクの蓋を開け、内部の給水管を目視で確認します。
2.給水管に明らかな破損や亀裂がないか確認します。
3.給水管の周りに水垢や異物が付着していないか確認し、ある場合は柔らかい布で拭き取ります。
4.給水管の先端にあるフィルターを取り外し、温水で洗浄します。
5.すべての部品を元の位置に戻し、水の流れを確認します。

この作業で改善が見られない場合は、水道修理業者による点検が必要かもしれません。

浮きゴムの調整と交換

浮きゴムの調整は、タンク内の水位を適切に保つために重要です。以下の手順で調整を行ってください。

【浮きゴムの調整方法】

1.タンクの蓋を開け、浮きゴムの位置を確認します。
2.浮きゴムが水面と平行になっているか確認します。
3.浮きゴムの高さを調整して、適切な水位になるようにします。
4.浮きゴムが劣化している場合は、新しいものと交換します。
5.タンクに水を入れ、水位が適切になることを確認します。

この調整により、手洗い管への水の供給が改善される可能性があります。

水量調整弁の確認と調整

水量調整弁の確認と調整は、手洗い管への適切な水量を確保するために重要です。以下の手順で行ってください。

【水量調整弁(止水栓)調整方法】

1.水量調整弁の位置を確認します（通常はタンク内の給水管付近にあります）。
2.水量調整弁のねじを少しずつ回して、水量を調整します。
3.調整後、手洗い管から適切な量の水が出ることを確認します。
4.必要に応じて再調整を行います。

適切な調整により、手洗い管からの水の出が改善されるはずです。

水道修理業者に依頼すべき状況

自分での解決が難しい場合

上記の自己対処法を試してみても問題が解決しない場合は、水道修理業者の助けを借りる時です。水道設備は複雑で、素人には気づきにくい問題が潜んでいる可能性があります。また、不適切な修理は更なる損傷や水漏れを引き起こす可能性があるため、自己解決に限界を感じたら、迷わず水道修理業者に相談することをおすすめします。水道修理業者は高度な知識と経験を持っており、問題の根本原因を特定し、解決することができます。

配管に問題がある場合

トイレのレバーをひねっても給水管から水が流れてこない場合は、配管に問題がある可能性がたかいです。配管に問題がある場合は、ご自身での対処が難しく水道修理業者に依頼することがおすすめです。

修理・交換にかかる費用の目安

トイレタンクの手洗い管の修理や交換にかかる費用は、問題の深刻度や必要な作業の範囲によって大きく異なります。一般的に、簡単な部品交換や調整であれば数千円から1万円程度で済むことが多いですが、大規模な修理や配管の交換が必要な場合は、数万円から十万円以上かかる可能性があります。例えば、給水管全体の交換となると費用が高くなります。

正確な見積もりを得るためには、複数の水道修理業者に相談し、詳細な診断を受けることがおすすめです。