給湯器を使用していると、ドレンや水抜き栓から水漏れが生じることがあります。
このとき、「給湯器が故障したのではないか?」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、給湯器の水漏れはさまざまな状況が考えられ、状況に応じた対処法が求められます。
この記事では、給湯器のドレン・水抜き栓の水漏れの対処法について、水回りの専門修理業者である水道修理ルートが解説します。
目次
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給湯器の水抜き栓・ドレンから水漏れしていても故障ではないケース
給湯器から水漏れが生じていても、故障の可能性が低い状況もあります。
この場合、仮に給湯器からの水漏れが生じていても急いで対処をする必要はありません。
水抜き栓・ドレンそれぞれについて解説します。
水浮き栓からの水漏れ:減圧のための水抜き
給湯器の水抜き栓は、給湯器本体のために取り付けられています。
水抜き栓からは、以下のケースのときに減圧を目的として水分が漏れることがあります。
これらは、給湯器の正常な機能としての物であり、故障ではありません。
長期間給湯器を使用しない場合
長期間給湯器を使用しない場合、給湯器内部の圧力が高まり、自然に水漏れすることがあります。
※1か月以上家を不在にし、給湯器を使用しない場合には、あらかじめ水抜き線から水抜きをしておくように推奨されています。
凍結予防
気温が氷点下を下回るときに、凍結防止のために水抜き栓から水を抜くことがあります。
従来型の給湯器では手動で排水するケースが一般的ですが、最近は給湯器のリモコンパネルにて「自動水抜き」のボタンが設置されている機種もあります。
ドレンからの水漏れ:湯沸かし時の凝縮水
エコジョーズなどの熱効率を重視したガス給湯器を使用するとき、水蒸気が発生します。
そして、水蒸気を凝縮させて排水する仕組みをとっています。
エコジョーズの湯沸かし時にドレンホースから水漏れをするのは一般的なことです。
基本的な排水量
1分間あたり60~100ml、1日あたり500~1500ml。
特に冬季に排出量が増える傾向があります。
給湯器の水抜き栓・ドレンからの水漏れで修理・交換が必要なケース
水抜き栓やドレンからの水漏れは、全く故障の心配がないということではありません。
故障の危険性が考えられる症状もあります。
そして、故障が疑われる場合はご自身での対応が困難であるため、修理業者への依頼が必要です。
この章では、給湯器の水抜き栓・ドレンからの水漏れで修理・交換が必要なケースを解説します。
故障が疑われる場合
水抜き栓・ドレン配管の水漏れで故障が疑われるのは、それぞれの以下の症状が見られたときです。
水抜き栓
水抜き栓からの水漏れで故障が疑われるのは、水抜き栓の部分から大量に水漏れが生じているケースです。
凍結によって部品が破損して水漏れするようになることもあるため、凍結の後に水抜き栓の部分から大量に水漏れをしている際に点検すると良いでしょう。
ドレン配管
沸き上げ中でないにも関わらずドレンホースから水が滴っているときや、大量に水漏れしている場合などはドレン配管の故障が疑われます。
主な故障の原因と対処法
給湯器の水漏れにつながる主な原因を3点解説します。
対処法についてもあわせて解説をしているので、ご自宅の状況と照らし合わせながら確認していただけたら幸いです。
部品の経年劣化
水抜き栓・ドレン配管に共通して多く見られるのが、部品の経年劣化による水漏れです。
特に、ゴム製のパッキンは使用しているうちに機能が劣化しやすいという特徴があります。
一般的にパッキンの劣化は5~10年程度です。
パッキンが劣化した場合には、内部を調査して新しいものと交換をする必要があります。
設置時の施工不良
給湯器を設置する際の施工不良により水漏れが生じることもあります。設置時の不良に関しても、水漏れ栓・ドレン配管の両方に起こりうるトラブルです。
新築時や給湯器の交換直後に給湯器の水漏れを発見した際には、施工業者に連絡をして修繕を依頼しましょう。
凍結などによる配管破裂
水抜き栓のなかの部品は、凍結の影響により破損・故障することがあります。
凍結のあとから水抜き栓からの水漏れが増えた場合には、業者に点検を依頼しましょう。
給湯器の水抜き栓・ドレンの水漏れがもたらす可能性のある重大な事故
給湯器の水漏れは、重大な事故につながるケースも考えられるため、気がついたときには早急に対処しましょう。
この章では、水漏れを放置した際に生じうる可能性について解説します。
一酸化炭素発生による事故
給湯器内部に水漏れが生じており、バナーに水がかかり続ける状況が続くと、不完全燃焼が起こります。
そして、不完全燃焼の場合、有毒ガスである一酸化炭素が発生します。
近年に発売されている給湯器には、一酸化炭素を検知する安全装置が搭載されてはいるものの、一酸化炭素は人の命にも関わる危険なガスです。
電気系統のショート
水分が給湯器内のの電気系統に入ると、ショートや漏電を起こすリスクがあります。
水漏れを起こしている際には、感電に注意しながら給湯器の電源プラグを抜きましょう。
階下への漏水(集合住宅の場合)
マンションやアパートなどの共用住宅では、給湯器からの水漏れが階下の部屋に損害を与えることもあります。
この場合、損害賠償の対象になる可能性もあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、早急に管理会社への連絡と修理の手配をおこないましょう。
給湯器の水抜き栓・ドレンの水漏れの疑いがあるときの対処法
給湯器の水抜き栓やドレンの故障による水漏れの疑いがある際には、精神的にも焦りを感じるものです。
そこで、安全に対処するための基本的な方法を解説します。
重要なポイントとして、水漏れの対処をおこなうときには感電や火傷などのリスクがあるため、安全第一を意識しましょう。
作業の進め方に自信が持てないときは、まず専門業者に相談する手順がオススメです。
給湯器の電源を落とす
水漏れが生じている際には、電気のショートや漏電を防ぐために電源プラグを抜いて、電力の供給を絶ちます。
電極部分に直接触れると非常に危険であるため、十分に注意して作業をおこないましょう。
水道の元栓を閉める
水漏れが生じたまま元栓を開いたままにしていると、大量の水漏れが起こることがあります。
そのまま放置しておくと、周囲が水浸しになり、住宅設備に損害を与えかねないほか、水道代が高額になるリスクもあります。
したがって、水道の元栓を閉めて被害の拡大を抑えましょう。
業者に相談をする
修理業者に連絡をして、現在の状況を伝えましょう。
水漏れの場合には、部品の修理や交換が必要になるため、専門スタッフに点検・見積もりを依頼してください。
このとき、メーカー保証・火災保険などが利用できるケースもあります。費用負担を抑えるためにも状況を確認のうえ、相談しましょう。
まとめ
給湯器の水漏れが生じる箇所は、水抜き栓とドレン配管の2箇所です。
どちらの箇所も、故障・不具合のケースとそうでないケースとの両方が考えられます。
パターン別に状況を冷静に判断して、的確な対応を取ることが重要です。
また、水漏れの対処に関しては、トラブルの拡大を防ぐことやご自身の安全面に注意することも意識しなくてはなりません。
確実・安全な対応を心がけてください。