人は一日当たり、平均70~100本の毛が抜けるとされています。
例えばお風呂の排水口やリビングで掃き掃除をしたときなどは、大量の髪の毛が絡まっていて「どのように処分しよう?」と悩むこともあるのではないでしょうか?

もしくは「髪の毛をトイレに流してしまったら、手間がかからない」と思われるかもしれませんが、トイレのつまりなどのトラブルが生じるリスクがあるため、オススメできません。
また、髪の毛をトイレに流すことは、さらに大きなトラブルを引き起こす可能性もあります。

皆様のおかげで 創業21
累計100万件以上のご相談を頂戴しております!

お急ぎの方は
お電話
ください!

通話料無料

0120-579-007

タップ
電話する

※水道事務局(クリーンライフ)に繋がります

お急ぎの方は
お電話
ください!

水漏れ・つまり・修理 お電話一本ですぐにお伺いします!

【受付時間】24時間365日対応 | お見積もり0円 | 出張費0円 | 深夜割増0円

通話料無料

0120-579-007

※水道事務局(クリーンライフ)に繋がります

水漏れ・つまり・修理
お電話一本ですぐにお伺いします!

【受付時間】24時間365日対応 | お見積もり0円 | 出張費0円 | 深夜割増0円

ご相談無料!何でもお気軽にご相談ください!

髪の毛を流すとトイレが詰まる理由

日本人女性の毛髪の直径は、0.08mm程度に過ぎませんが、それでもトイレに詰まることがあります。
特にユニットバスをご利用の方は、浴槽の掃除などで出てきた大量の髪の毛をそのままトイレに流そうと考えられるかもしれません。

しかし、髪の毛をトイレに流すことは3つの理由からオススメできません。

髪は水やトイレ用洗剤では溶けない

たんぱく質を主成分とする髪の毛は、水に溶けません。

髪の毛は人の肌と同じ「弱酸性」なのですが、一般的なトイレの洗剤は酸性や中性のものが多いため、洗剤を使用しても髪の毛は分解されません。トイレに流した髪はほとんど形状を変えないまま残り続けることになります。

水の勢いで排水路を通って下水処理場まで流れる場合もあれば、ご自宅の排水路にそのまま滞留することもあります。

髪に小さなゴミや汚れが絡まる

排水管に残った髪の毛は、網となって小さなゴミ・汚れ・菌類などを集めます。
髪の毛は、水や薬剤で溶けることはないため、かたまりは少しずつ大きくなります。
特にやっかいな存在がヘドロです。

無数に存在する菌類や油分などが髪の毛に付着してヘドロになると、ぬめるようになり、余計に詰まりやすくなります。
長年にわたって髪の毛を流し続けなければ排水路で詰まることはまれですが、リスクの一つとして注意しておきましょう。

そもそもお風呂や浴槽の配管は髪の毛が詰まりやすい

お風呂の排水口や浴槽の配管が、髪の毛で詰まったりしたという話は、耳にされたことがあるのではないでしょうか?

トイレに髪の毛が詰まることは、お風呂や浴槽のケースと比較すると少ないですが、原理としては同じことです。

トイレが、お風呂や浴槽よりも髪の毛が詰まりにくいのは、トイレの方が髪の毛を流す量が少ないことと配管が太いことが関係しています。
とはいえ、トイレに意図的に髪の毛を流すと詰まる可能性はあります。

髪の毛がトイレに詰まったときの対処法


髪の毛が原因でトイレに詰まりが生じたときに、最初に考えなくてはならないのはどのように問題を解決するかという点です。
対策として考えられる方法は3通りあります。

ラバーカップを使用する

家庭でのトイレのつまりに幅広く対応できるラバーカップは、髪の毛が原因のつまりにも有効な場合があります。

【使用手順】
〇トイレの排水部分にゆっくりとラバーカップを押し当てる
〇勢いよく引き抜く作業を何度か繰り返す

ただし、髪の毛が原因のつまりの場合には、そのほかの理由に比べて効果があらわれにくい傾向があります。

その理由としては髪の毛によってできた詰まりには、大きな隙間が生じている場合が多いためです。
ラバーカップは、空気の圧力によって排水路に詰まっているものを引っ張り出す仕組みであるため、空気がたくさん漏れてしまうと、仕組み上効果を発揮しません。

真空パイプクリーナーを使用する

ハンドル付きのラバーカップのような特徴をした真空パイプクリーナーは、ラバーカップよりも高い吸引力を発揮します。
ラバーカップでは対応できない髪の毛のつまりを解消できるかもしれません。

使用方法は、ラバーカップと大きく変わりません。

【使用手順】
〇トイレの排水部分にゴムの部分をゆっくり押し当てる
〇ハンドルを引き上げる作業を何度か繰り返す

注意点としては、先端のゴム部分についてはトイレ用のものを購入する必要があることと、大型ホームセンターや大型のインターネットショップでないとなかなか在庫が置いてないことです。

プロの水道修理業者に依頼する

ラバーカップや真空パイプクリーナーで解消できないときには、プロの水道修理業者に作業の依頼をしましょう。
詰まった髪の毛は排水路の奥で詰まっている可能性が高いため、専門業者の高圧ポンプを使用したり、便器を着脱したりするなどの作業を依頼する必要があります。
料金は、業者の料金体系や状況によって変動します。また、深夜・早朝に対応していなかったり、見積もり依頼が有料だったりする業者もある点に注意が必要です。

髪の毛つまりによる業者の選び方のポイント

水道修理業者の選び方は、満足度を大きく左右します。
安さやスピードのみを重視して業者を選ぶと、「高額請求された」と消費者トラブルに発展することもあります。

トラブルを防ぐために必ずチェックしたいポイントは、以下の点です。

  • 分かりやすく料金を提示していること
  • 作業前に見積もりを提示し、料金に納得してから作業をスタートする業者であること
  • 見積もり後のキャンセルが可能であること
  • 対応が丁寧・誠実であること
  • 有資格者が在籍しており、十分な実績があること
  • 評判・口コミがすぐれていること

これらを総合的に判断して、信頼できると感じられた業者に作業を依頼しましょう。

また、前提条件として、対応エリアや駆けつけ時間などについても確認しておく必要があります。

髪の毛がトイレに詰まったときにパイプクリーナー(薬剤)を使うのはOK?

お風呂や洗面台に髪の毛が詰まったときの一般的な対処法は、市販のパイプクリーナーという薬剤を使用する方法です。
パイプクリーナーは強アルカリ性であるため、たんぱく質である髪の毛・ヘドロ・食品などを分解して水に戻す効果があります。

ただし、トイレのつまりは髪の毛だけではなくトイレットペーパー排せつ物などが髪の毛に絡まったり付着したりして起こります。
髪の毛以外のつまりに対してパイプクリーナーはきかないため、トイレのつまりに対して使用するメリットはほとんどありません。
トイレつまりの主要因である尿石はアルカリ性であり、尿石の除去に効果が期待できるのは酸性の薬剤です。

そしてアルカリ性の薬剤と酸性の薬剤を同時に使用するのは、「有毒ガス」が発生する可能性があるため絶対にやめましょう。
また、パイプクリーナーのほかに菌やヘドロを分解するためのトイレ用クリーナーも販売されています。

トイレ用クリーナーに関しても、アルカリ性・もしくは中性のものが多く、トイレのつまりに対しては効果を期待できません。あくまでも清掃用として使用しましょう。
したがって、万が一トイレの排水管などに髪の毛が原因で詰まりが生じ、ラバーカップなどで対処が難しいときには水道修理業者に依頼するのがベストです。

髪をトイレに流した場合の最大の問題とは?

髪の毛をトイレに流すのは、紙がトイレに詰まる以上に大きな問題があります。
トイレを使用する際のマナーとして非常に重要なポイントですので、理解しておきましょう。

下水処理場での大きな事故の原因になる

トイレの排水路から流れ出た髪の毛がそのまま下水処理場まで到達すると、ポンプやモーターに絡まって大事故を起こすことがあります。

髪の毛は水や薬品などに触れてもほとんど状態が変化することがないため、途中で溶けることはありません。
岩手県金ケ崎町などの自治体のホームページでも、髪の毛を下水と一緒に流さないように注意を呼びかけています。

排水管や下水道管の故障の原因になる

髪の毛は、地域の下水道管や排水管のつなぎ目に引っかかったり、他の汚物と絡まり合うこともあります。
その結果、下水道管や排水同館が故障すると、修理作業中には下水が使用できなくなるなどの大がかりな修繕作業が発生することもあります。

何気ない髪の毛を処分するという作業が、下水処理の工事担当者や地域の方々への迷惑行為につながってしまうことがあるのです。
茨城県ひたちなか市のホームページに、髪の毛を下水で流す際の注意点が詳しく掲載されています。

まとめ

髪の毛はトイレに流してはいけません。
髪の毛は非常に細いため、数本トイレに流してしまった程度では詰まりが生じたり、下水道管の故障につながったりする心配はほとんどありません。

しかし、髪の毛は水やトイレ用洗剤などに溶けないため、長期間にわたって少しずつ蓄積し、その間に他のゴミなどをあつめて大きなかたまりになってしまうことがあります。

下水道処理場や下水道管などの故障・トラブルに発展すると、損害の影響はさらに大きなおおきなものになります。
髪の毛によるトイレのつまりをご家庭で対応する場合の一般的な対処法は、ラバーカップや真空用パイプクリーナーの使用です。
ただし、排水路に詰まっている時はご自身での対応が難しいケースも多々あります。そのような場合は、信頼できる水道修理業者に依頼しましょう。