キッチンの排水口つまりの原因と自分でできる直し方

キッチンの排水口がつまると、日常生活に大きな支障をきたします。料理や食器洗いの際に水がスムーズに流れないと、不便なだけでなく、衛生面でも問題が発生します。

このようなつまりは、多くの場合、日常のちょっとした習慣や使用方法が原因となっています。

この記事では、キッチンの排水口がつまる原因と、そのつまりを自分で解消するための具体的な方法をご紹介します。また、自分で対処できない場合のために、専門業者に依頼した際の費用についてもご紹介していますので最後までご覧ください。

1 キッチンの排水口のつまりの原因
2 キッチンの排水口つまりの直し方
3 キッチンの排水口つまりの対策
4 キッチンの排水口がつまった時の注意点
5 キッチンの排水口つまり解消を業者に依頼した場合の費用
6 まとめ

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キッチンの排水口のつまりの原因

キッチン排水口つまりの原因

キッチンの排水口つまりの原因には大きく分けて食べ物の残りカス、油汚れの蓄積、洗剤や石鹸カス、髪の毛などの異物の4つが考えられます。これらが原因で水の流れが悪くなることやシンクに水が溜まる程に全く流れなくなることがありますので、

食べ物の残りカス

料理の後片付けや使った食器を洗う際に排水口に流れてしまう小さな食べ物の破片はキッチンの排水口つまりの原因の1つです。

特に米粒や野菜の切れ端、果物の種などが詰まりやすいです。これらのカスがゴミ受けや排水管内に蓄積すると、水の流れを妨げる原因となりやがて完全に詰まってしまうことがあります。

また、食べ物の残りカスが溜まると悪臭や害虫の発生、カビや細菌の繁殖など、排水口のつまり以外の悪影響にも繋がることがあります。

・食べ物の残りカスがつまりの原因の場合の直し方はゴミ受けの掃除とゴミ取りをする

・食べ物の残りカスがつまりの原因の場合の対策はペーパータオルで残り物の処理をしっかり行う

油汚れの蓄積

油や脂肪分は冷えると固まりやすく、排水管内に付着します。特に、調理後の鍋やフライパンを洗う際に流れる油や脂肪分は、他のゴミや食べ物の残りカスと絡み合った後、冷えて固まることでキッチンの排水口つまりの原因になります。

1度の洗い物で付着する油汚れは少ないですが、何回も繰り返されることにより油汚れが大きく積み重なり完全につまってしまうこともあります。

また、油汚れの蓄積は悪臭や細菌の発生に加え、配管の内壁を腐食させることもあり、配管の劣化や破損を引き起こす可能性があります。

・油汚れの蓄積がつまりの原因の場合の直し方はお湯を溜めて一度に流す

・油汚れの蓄積がつまりの原因の場合の対策はペーパータオルで残り物の処理をしっかり行う

洗剤や石鹸カス

洗剤や石鹸を過剰に使用すると、排水される際に完全に溶けきらずにカスとして残ることがあります。このカスが排水管内に溜まり、時間とともに蓄積して詰まりを引き起こす原因となります。

特に、硬水地域では石鹸カスがより形成されやすいため、注意が必要です。

また、排水管の状態によっては洗剤や石鹸カスが引っかかりやすくなり、詰まりが発生しやすくなります。

・洗剤や石鹸カスがつまりの原因の場合の直し方はお湯を溜めて一度に流す

・洗剤や石鹸カスがつまりの原因の場合の対策は定期的に清掃を行う

髪の毛や固形物

髪の毛や固形物を取り除かずにそのまま流してしまうこともキッチンの排水口つまりの原因になります。

ゴミ受けがありますのでキッチンでよく使用される布巾やスポンジなどがそのまま流れてしまうということは少ないかもしれませんが、素材の遷移や、調理中に落ちた髪の毛などが排水口に入り込むことは気を付けていても起きてしまうと思います。

髪の毛や素材の遷移は排水管内に残留した油汚れや食べ物の残りかすに絡みやすく、積み重なることで水の流れの妨げや完全につまってしまうことが起きやすくなります。

・髪の毛や固形物がつまりの原因の場合の直し方は取り出せるゴミや固形物は取り出す

・髪の毛や固形物がつまりの原因の場合の対策は排水口フィルターを使用する

キッチンの排水口つまりの直し方

キッチン排水口つまりの直し方

ゴミ受けの掃除とゴミ取りをする

ゴミ受けに付着している食べ物の残りカスを掃除することで、キッチンの排水口つまりや水の流れが悪いのを直します。

用意するもの

・専用ブラシ
（無い場合は古い歯ブラシなどで大丈夫です！）
・竹串やつまようじなど先端が細いもの
・食器用洗剤

手順

排水口カバーを外し、ゴミ受けに溜まっているゴミを取り除きます。
ゴミ受けの隙間に挟まっている残りカスをブラシである程度取り除き、さらに細かい場所に挟まっているものを竹串やつまようじで取り除きます。
最後にゴミ受けに付着した汚れを洗剤に付け置きし、汚れが浮き出てきたあと洗い流します。付け置きの時間は汚れの量により異なりますが、10分から30分を目安に付け置きしてください。

お湯を溜めて一度に流す

油汚れの蓄積や洗剤・石鹸カスでキッチンの排水口のつまりや水の流れが悪い場合はお湯を一度に流すのが効果的です。冷えて固まってしまった油や油汚れをお湯で溶かすとでつまりを直します。

用意するもの

・タオルや雑巾
・お湯

手順

排水口付近の汚れがある場合は掃除し、排水口カバーとゴミ受けを外します。
排水口にタオル又は雑巾で蓋をしてお湯が溜まるようにします。
60度前後まであたためたお湯をシンクに注ぎ3分の1ほどまで溜めます。
蓋をしていたタオル又は雑巾を素早く引き抜きお湯を一気に流します。この際お湯と一緒にタオルや雑巾が流されないように注意してください。

ラバーカップでつまりを押し流す

キッチンの排水口から全く水が流れなくなってしまっている場合ラバーカップを使い、つまりを直します。髪の毛や異物などによるつまりが原因の場合に効果的です。

用意するもの

・キッチン用のラバーカップ

手順

排水口カバーとゴミ受けを外しラバー部分がつかるくらいまで水を溜めます。水の量が多い場合はラバー部分がつかるくらいまで水をバケツなどに移し替えてください。
ラバーカップを排水口部分に押し当てて一度押しこみ、勢いよく引き抜き、つまりを解消させます。一度で解消されない場合は何度か繰り返して行いつまりの原因が除去されるか確認します。

キッチン用ラバーカップを持っていない場合はホームセンターなどで購入可能ですので、お近くのホームセンターに足を運んでみてください！

ワイヤーブラシでつまりを削る

ラバーカップと同様に排水口から水が流れなくなってしまった場合ワイヤーブラシを使い、つまりの原因を削ることでつまりを直します。こちらも髪の毛や異物などによるつまりが原因の場合に効果的です。

用意するもの

・ワイヤーブラシ

手順

排水口カバーとゴミ受けを外しワイヤーブラシを伸ばしていきます。
つまりの原因まで伸ばし切ったらそのまま押し当てつつ手元をくるくると回転させつまりの原因を削りつまりを解消させます。

キッチンの排水口の形状はＳ字型になっているため、ワイヤーブラシも形状に合わせて曲がるものを用意してください。

キッチンの排水口つまりの対策

キッチン排水口つまりの対策

ペーパータオルで残り物の処理をしっかり行う

食べ物の残りかすや油汚れの蓄積によるキッチンの排水口つまりの対策として、ペーパータオルを使用しましょう。

使用後の食器や調理後の鍋やフライパンを洗う前にペーパータオルで綺麗に拭き取り、ごみ箱に捨てるようにしましょう。ペーパータオルを使用することで、油分や食品のカスが排水口に流れ込むのを防ぎます。

普段の行いにひと手間加えることで、大きなトラブルを事前に防ぐことが出来ますので、是非実践してください！

排水口フィルターを使用する

髪の毛や固形物が排水口を通して排水管まで流れてしまわないようにするには、排水口フィルター（ゴミ受け）が効果的です。

排水口フィルターは使い捨てのものや、排水口に設置するものと種類がいろいろありますので、ご自宅のキッチンに合う排水口フィルターを使用してください。これにより、排水管内での詰まりを未然に防ぐことができます。

また、フィルターをこまめに清掃することで、悪臭の発生や細菌の繁殖も抑えることができます。清潔なキッチンを維持するためにも排水口フィルターは効果的ですので是非お試しください！

定期的に清掃を行う

ペーパータオルも排水口フィルターも普段とはひと手間加えたり、排水口フィルターがない場合はご自宅のキッチンに合わせたものを購入する必要があります。

また、どんなに気を付けていても食べ物のカスや油汚れを流してしまうこともあると思います。

キッチンのつまりは固形物を流してしまわない限り、細かい汚れの蓄積によりつまりの症状が出てしまいます。

そのため、定期的にゴミ受けの掃除やお湯を溜めて流すなどの清掃を行うことで、急な排水口つまりを未然に防ぐことができます。

調理や洗い物の量にもよりますが、ゴミ受けの掃除は可能であれば毎日、お湯を溜めて流すのは可能であれば週に2回ほど行うのがキッチンの排水口掃除の頻度としてはバッチリです！

キッチンの排水口がつまった時の注意点

キッチン排水口つまりの注意点

キッチンの排水口が詰まった場合、注意すべきポイントを守ることで、配管の損傷を防ぎ、安全かつ効果的に詰まりを解消できます。

排水管の取り外しは自分でやならい

排水管自体の取り外しを自分では行わないことが重要です。配管の取り外しや分解は専門的な知識と技術が必要のため、無理に取り外すと、配管の破損や漏水の原因となり、修理費用がかさむ恐れがあります。

熱湯は使わない

お湯を使う際に熱湯を使わないことも大切です。配管がプラスチック製の場合、熱湯を流すと配管が変形したり、破損するリスクがあります。

適切な温度のお湯（60度程度）を使用し、つまりを解消させましょう。特に古い配管や弱い配管には、熱によるダメージを避けるために、温度管理が必要です。

取り出せるゴミや固形物は取り出す

取り出せるゴミを押し流さないようにしましょう。目に見えるゴミやカスは、手や割りばしなどで取り除くことが重要です。

ラバーカップなどで無理やり押し流すと、ゴミがさらに奥に移動して状況が悪化する可能性があります。特に、食べ物の残りカスが原因の場合は、物理的に取り除くことが効果的です。

キッチンの排水口つまり解消を業者に依頼した場合の費用

キッチン排水口つまを業者に依頼したときの費用
水道修理ルートではキッチンの排水口つまりに関するお問い合わせや排水口つまりに関する問い合わせを多くいただいております。

お問い合わせを頂いた際に実際に対応したものの修理費用は￥5,300～￥73,000ほどになります。

他の業者さんでの相場も約￥8,000～￥30,000と幅と対応する症状により大きく費用がかわってしまいます。

水道修理ルートでは、出張費やお見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。

まとめ

キッチンの排水口がつまった時の原因と対象、また水道修理業者に依頼した場合の費用についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

キッチンの排水口がつまったときは、一度ゴミ受けの掃除やお湯をためて一度に流すことでつまりや流れが悪い状態が解消されるか試してみてください！

それでも直らない場合はラバーカップやワイヤーブラシを使いつまりの原因を取り除いてください。

全部試したけど直らない場合は排水管部分につまりの原因があるか、ラバーカップやワイヤーブラシでも取り除けない重度なつまりが発生しているかもしれません。

その場合は自分で直そうとはせずに水道修理業者に一度ご相談してみてください。

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