給湯器は毎日の生活で欠かせない「お湯」をつくり出しています。

そのため、給湯器でトラブルがおきると「お風呂に入れない」「冷水でしか洗い物ができない」など確実に生活に影響が出てきてしまうためすぐに対処していきたいものです。

ここでは給湯器のトラブルを原因や対処法と一緒にご紹介していきます。

給湯器のトラブル

給湯器で発生するトラブルの代表的なものは「お湯が出ない」になりますが、それ以外にもトラブルは発生します。

給湯器でよくおきるトラブルを6つとそれぞれの原因や対処法をご紹介致します。

お湯が出ない

「お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない」など、いざお湯が必要になったときお湯が出ないとなるととても不便です。
また、お湯が出なくなってしまっても給湯器のトラブルとは限りません。

お湯が出ない時にまず確認したいポイントとしてはお湯が出ないのは一部の蛇口だけなのか、自宅内全体の蛇口から出ないのかです
キッチン・台所や洗面台、お風呂などすべての蛇口からお湯がで無いのかを確認しましょう。

一部のみお湯が出ない
当該の水栓の温度設定がお湯となっていてもお湯が出ないのであれば蛇口(水栓)の不具合が考えられます。場合によっては蛇口(水栓)の交換が必要になるケースもあります。

住宅内全体でお湯が出ない
どの蛇口からもお湯が出ない場合、給湯器やガス、電気に問題があるかもしれません。以下を確認してみましょう。

上記を確認しても解消されない場合、給湯器本体の故障などが考えられます。
給湯器用リモコンにエラーコードが表示されている場合は、取扱説明書で内容を確認してみましょう。修理依頼が必要な場合とそうでない場合があります。

また、給湯器の寿命は一般的に10年程度とされています。給湯器は設置から10年以上経過している場合、修理だけでは完全に解決できないこともありますので給湯器の交換を検討しましょう。

お湯が出ないトラブルに関する原因や解消法などについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。
参考記事:お湯が急にでなくなる原因とは?確認するべきところと対処方法も
参考記事:お湯が出ない!?原因を特定するチェックポイントと正しい対処方法

お風呂の追い炊きができない

お湯が冷めやすい冬場に活躍するだけでなく、日々の水道代を節約する助けにもなっている機能ですが、突然作動しなくなってしまった場合どういった原因が考えられるのでしょうか。

追い焚き機能が作動しなくなったときに考えられる原因を挙げていきます。

それでは、実際に追い焚きが作動しない場合、自分でできる対処法をご紹介します。

これらの方法を試しても追い焚き機能が作動しない場合は、メーカーや専門業者に相談しましょう。

以下の記事では、追い焚きができないトラブルに関する原因や対処法を詳しくまとめていますので是非ご参照ください。
参考記事:浴槽で追い焚きができないときに考えられる3つの原因と対処法

温度の調節ができない

お湯は出るけど熱すぎたり、冷たすぎたり、好みの温度に調節ができない場合、給湯器の故障を疑う前にまず確認しておきたいことがいくつかあります。

温度調節できない場所の確認
お風呂だけの場合
リモコン設定を確認してください。キッチン優先となっていれば浴室優先に切り替えましょう。
お湯が熱すぎる場合は浴槽の循環口のフィルターが外れていないか、ゴミが詰まっていないかなど確認しましょう。

キッチン・台所でもできない場合
お風呂以外でも温度調節ができない場合はガスの不具合の可能性があります。ガスの元栓が開いているか、ガスの供給が止まっていないか確認してみましょう。
ガスメーターの表示に異常があれば復旧作業が必要となります。詳細は取扱説明書を参照、またはガス会社へ問い合わせましょう。

確認して問題がなければ、給湯器本体の故障の可能性がでてきます。

上記に問題がないことを確認の上、給湯器の故障内容を確認します。
リモコンにエラー番号やメッセージが表示されていれば、取扱説明書を参照して内容を確認します。必要があれば業者・メーカーに問い合わせましょう。

それでは、自分でできる対処法をいくつか挙げていきます。

温度調節ができないトラブルは設定温度や水圧、リモコンの設定が原因となっていることがほとんどです。
給湯器の設定で解決できることが多いですが、故障が疑われる場合はメーカーや業者に依頼をしましょう。

給湯器から水漏れしている

給湯器の水抜き栓以外からの水漏れを放置してしまうと危険です。一酸化炭素中毒水が周囲機器に及び電気系統でショートする可能性があります。また、集合住宅の場合は階下への浸水隣家のベランダに水が流れてしまうこともあります。
水漏れが発覚したら、こうしたことが起きてしまう前に早めに対処する必要があります。

まずは水漏れの原因を挙げていきます。

給湯器は水抜き栓から一時的に水が出ている場合があります。その場合は特に心配する必要はありません。
水抜き栓は以下の理由により設けられています。

強烈な寒波や旅行などで長期不在にする場合、あらかじめ自分で給湯器の水抜きを行うことで凍結や給湯器内の圧力上昇を防ぐことができます。
事前に水を抜いておくことで水漏れを予防できるのです。

それでは、実際に給湯器から水漏れした際の対処方法ですが、
経年劣化や凍結が原因である場合、給湯器の交換となることがほとんどです

施工不備によるものであれば前述でも触れましたが、取付を行った業者に対応を依頼しましょう

以下の記事では給湯器の水漏れトラブルに関する原因や対処法を詳しくまとめています。是非ご参照ください。
参考記事:給湯器から水漏れが生じた場合の対策とは?放置すると大きなリスクに!?

給湯器から異音がする

給湯器を使用しているときに変な音がして「大丈夫かな?」と不安に感じていませんか。給湯器から異音がするとき、どのような音かによって不具合の場合とそうでない場合があります。
それでは一体正常な音と注意すべき音はどのような音なのでしょうか。

まずは、特に心配する必要がない正常な場合の音をご紹介します。

給湯器の正常な音
ブーン
ファンモーターが回転している音です。ファンモーターは出湯開始から運転停止後も一定時間は回転します。

ジュージュー
水蒸気が内部で結露し、結露水が高温部分に触れるときに聞こえる音です。

ピヨピヨ
給湯器の作動音です。電源がONになっている状態でかすかに聞こえます。

グワン、ウーン
循環ポンプが作動してポンプが回るときに出る音です。特に冬の寒い時期には配管が凍結しないよう循環ポンプが作動するためこの音が聞こえます。また、凍結防止ヒーターが作動する時も同じような音が出ます。

クックックー
給湯栓を開け閉めしているときに聞こえる音です。再使用時のお湯の温度を安定させるためにファンモーターが動いているため停止後もしばらく聞こえることがあります。

続いて、聞こえた場合は注意が必要な異音をご紹介します。

給湯器の注意すべき異音
ピー
笛や汽笛のような音がする場合、ファンモーターの異常やガスと空気のバランスが崩れている可能性があります。内部部品の経年劣化による音の場合が多く、続くようであれば点検を依頼しましょう。

ゴーッ
排気口からゴミや虫など異物が混入している可能性があります。放置してしまうと不完全燃焼につながることがありますので、早めに点検を依頼しましょう。

キーン
金属音ような共鳴音が配管から聞こえた場合、「ウォーターハンマー現象」が原因によることが多いです。配管内で急激な圧力変動が発生したときに聞こえる音で、水道管破裂の恐れがあります。

ボンッ
爆発のような音が聞こえた場合、ガス漏れや部品の劣化により爆発的な着火をおこしている可能性があります。特に音の後にガスの臭いがする場合や黒煙が排気口から出ている場合は、不完全燃焼を起こしている可能性が高いので即使用を中止してください。死亡事故につながることもありますので、すぐに業者へ問い合わせましょう。

ポコンポコン
釜鳴りといって循環パイプの折れ曲がりや熱交換器の詰まりによって発生する音です。追い焚きの際に聞こえることが多く、掃除不足などで蓄積された汚れや異物が原因となっています。放置してしまうと熱交換器の交換が必要になってしまうため早めに点検を依頼しましょう。

それでは実際に給湯器から異音がする場合に確認しておきたいポイントが4つあります。

確認する中で注意が必要なのはガスの臭いがする場合です。ガス漏れや不完全燃焼している可能性があり、一酸化炭素中毒や給湯器が爆発する危険性がありますので大変危険であることを認識しましょう

また、排気口や排気管を確認する際も、内部で詰まりが疑わられる場合は業者の対応が必要になります。こちらも不完全燃焼をおこしている可能性がありますので大変危険です。

給湯器から出る音について紹介してきましたが、実際に異音がする場合、音だけで正常なのか異常なのか判断することは簡単ではありません。
異常だと感じた場合は、放置せずすぐに業者へ相談するようにしましょう。

給湯器の異音がするトラブルについては以下の記事でまとまていますのでご参照ください。
関連記事:給湯器のこんな異音には要注意!ベストな対処法とは?

給湯器の凍結

給湯器が凍結してしまうと、お湯が出なかったり、配管が破裂して水漏れしてしまったり様々なトラブルを引き起こします。

凍結しやすいのは冬場の気温が低い時期となりますが、現在普及している多くの給湯器には凍結対策がなされているため給湯器本体が凍結してしまうことはあまりありません

凍結してしまうのは水道配管給湯配管がほとんどです。
しかし、特に外の気温が下がる1、2月や北側に設置されている場合などは給湯器が凍結する可能性が高まります。

そんな凍結を未然に防ぐ方法を挙げていきます。

それでは、実際に凍結してしまった場合の対処法を挙げていきます。


1, 給湯器の電源を切ります。
2, 自然に凍結している部分が溶けるのを待ちます。もしくは凍結した部分にタオルや布を巻いて上からゆっくりとぬるま湯をかけます。
3, 給水栓から水が出るようになったら水漏れしていないかチェックします。
4, 水漏れしている場合、漏電の危険性がありますので給水栓を閉じて修理業者を呼びましょう。それでも漏水が止まらないときは応急処置として水道メーターの元バルブを閉めます。元バルブを閉めるとすべての蛇口の水が止まります。

自然解凍を待っている余裕がない場合や対応が難しいと感じた場合はすぐに業者へ相談するとこをおすすめします。

気温が低くなる冬場にお湯が使えなくなってしまっては大変です。事前にしっかりと凍結防止策をして凍結を防ぎましょう。以下の記事では、給湯器の凍結トラブルに関して詳しくまとめていますので是非ご参照ください。
参考:給湯器が凍結した時の対処方法・予防策をわかりやすく解説

修理業者に依頼したほうがいい事例

給湯器に関するトラブルは家庭でお湯が自由に使えなくなってしまったり、お湯そのものが使えなくなってしまうことがあり、発覚した場合はすぐにでも対処したいものです。

基本的に給湯器の故障や不具合がある場合は、DIYでどうにかしようとせずメーカーや業者に対応を依頼することをお勧めします

給湯器は配管だけでなく、ガス電気などが関連しています。
そのため給湯器を交換するだけとなると簡単な作業のように聞こえるかもしれませんが、専門知識やガスの扱いに関する資格がない状態で行うと水漏れだけでなくガス漏れや電気系統のショートなど様々な危険性があります。

しかし、これまで紹介してきたトラブルの場合もそうですが、給湯器関連のトラブルのように思えても、すべて給湯器が原因であるとは限りません
蛇口(水栓)やリモコンの設定を変更することで症状が解決する場合もあります。原因や問題箇所の判断が難しい場合や自分では対応ができないと感じた場合は、業者に依頼するようにしましょう。

原因別修理内容と料金

それでは、実際に修理を依頼した場合に料金はいくらかかるのでしょうか。
修理の作業内容とその料金目安をご紹介します。

まず給湯器に修理が必要になった場合、メーカーによる無償修理が受けられる場合があります。
無償保証期間は給湯器メーカー各社で異なりますが、購入から1〜2年間からとなっていることが多く、機種などによって保証期間が異なる場合もあります。
詳しい保証内容や期間等はお使いの給湯器メーカーにお問い合わせください。

以下は給湯器の修理箇所とその修理料金の目安になります。

修理項目 料金
電装基板など電装系の修理 ¥40,000~
バーナーなど燃焼系の修理 ¥20,000~
水量サーボなど水量制御系の修理 ¥15,000~
立ち消え安全装置など安全装置系の修理 ¥15,000~
中和器の修理 ¥18,000~
給湯器本体の交換 ¥40,000~

部品代を含んだ料金目安になりますが、実際の修理では原因に対して修理箇所が複数ある場合や故障の程度によって作業内容や料金は様々です。また機種によっても異なることがあります。
給湯器本体の交換には給湯器の購入が別途必要となります。価格はメーカーやモデルによって異なりますが、業者が独自で割引を行っている場合もあります。

水道修理ルートでの修理費用は料金ページからもご覧いただけます。

給湯器の交換が必要になる場合も

前述でも何度か触れましたが、給湯器の寿命は一般的に10年程度と言われています。
そのため何か給湯器でトラブルがあった際は、設置から何年経過しているのかによって修理をするのではなく給湯器本体の交換をしてしまった方がいいケースもあります。

交換を検討した方がいいケースは以下です。

7年以上経過している場合でも修理で対処して問題ありません。しかし、当該箇所の修理を行って一時的に解消されたとしても、別の部品も7年以上使用されているため経年劣化によって再び故障してしまう可能性があります。

また、10年ほど使用している場合はメーカー側の部品保有期間が過ぎていることもあり、修理ができず交換を余儀なくされる可能性もあります。
ご使用の給湯器が10年以上使用している場合は、事故の危険性が急増しますので給湯器の不具合を感じる場合はすぐに業者に対応してもらうようにしましょう。

給湯器交換のベストなタイミングについて以下の記事でまとめていますので是非ご参照ください。
参考記事:給湯器を交換するベストなタイミングは?費用の相場や業者の選び方とあわせてわかりやすく解説!

給湯器のお手入れ・メンテナンス

給湯器は屋外に設置されていることが多いため、なかなか点検やお手入れが行き届いていないことも多々あります。
その結果、部品の劣化を早めてしまったり、不具合に気づかず放置してしまい事故につながる恐れもあります。

まずは給湯器が正常な状態かを確認するポイントを挙げていきます。
※給湯器の点検やメンテナンスを行う場合は運転スイッチをオフにするか電源プラグを抜き、機器が冷えていることを確認した上で行ってください。お湯の使用後は給湯器本体や内部のお湯が高温になっていますのでご注意ください。

点検ポイント
給湯器の外装
外装に焼け跡や異常な変色、穴、サビがないか確認しましょう。
海が近い地域では本体や配管にサビが発生しやすいため、外装のサビがひどい場合内部への影響も考えられます。

排気口や給気口
給排気口にホコリやゴミなどが詰まっていないか確認しましょう。
不完全燃焼の危険性があるため、詰まっている場合は掃除して取り除きましょう。
ススがついている場合は内部での不具合が考えられますのでメーカーや業者にご相談ください。

給湯器の周辺
給湯器や排気口の周辺に燃えやすいものが置かれていないか確認しましょう。
また、機器や配管から漏水していないかもあわせて確認しましょう。

では、続いて自分でできる給湯器のお手入れのポイントをご紹介します。

お手入れポイント
給湯器本体
本体の外側は水拭き後、水気を拭き取ってください。汚れが気になる場合は台所用の中性洗剤が効果的です。また給気口のホコリやゴミも取り除きましょう。

水抜き栓のフィルター
水抜き栓のフィルターが詰まるとお湯の出が悪くなったり、お湯にならなくなってしまいます。ブラシなどで水洗いをして詰まりを取り除きましょう。

浴槽の循環フィルター
循環口の金具表面は水拭き、フィルターは取り外してブラシなどで掃除し詰まりを取り除きましょう。

追い焚き配管
全自動タイプのものであれば、セルフクリーン機能で配管洗浄をすることで湯垢を溜まりにくくします。

リモコン
表面の汚れは水拭きで落とします。汚れが気になる場合は台所用中性洗剤が使用しましょう。酸性や塩素系の洗剤はリモコンを変形させる恐れがありますので使用しないでください。
また台所にあるリモコンは防水仕様ではない場合もありますので、水や蒸気をあてないように気をつけましょう。

こまめにお手入れをすることによって、不具合を未然に防ぎ給湯器の寿命を長くすることができます。
また点検をすることで異常や不具合があった場合でも早期で発見することができるので、事故を防いだり症状がひどくなる前に対処ができるのです。

給湯器のトラブルでお困りでしたら、是非水道修理ルートまでご相談ください!
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