トイレつまりを水道修理業者に依頼する前に、どのような症状が出ているのか、原因に心当たりはないか落ち着いて確認しましょう。
水漏れなどの急を要する場合はお住まいのエリアの水道修理業者にすぐ連絡すべきですが、状態によっては自分で解決できるかもしれません。この記事ではトイレつまりに関する症状や原因、自分で直せるかどうかの判断ポイントと直し方について紹介します。
トイレつまりを解消したいという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 自分で直せるトイレつまりかどうかの判断ポイント
- 2 トイレつまりでよくある症状5選
- 3 トイレはなぜ詰まる?6つの原因
- 4 トイレつまり解消のために必要な道具と下準備
- 5 トイレつまりの直し方を症状・原因別に紹介!
- 6 各道具ごとのトイレつまり解消手順
- 7 要注意!トイレつまりにおけるNGな対処法
- 8 トイレつまり解消のための料金相場
- 9 トイレ詰まり防止!つまりの前兆と予防法まとめ
- 10 トイレつまりの施工事例(神戸市)
- 11 トイレつまりの施工事例(相模原市)
- 12 トイレつまりでよくある質問・関連情報
- 13 スピード解決!24時間対応のおすすめトイレ修理業者なら水道修理ルートへ
- 14 トイレが詰まったときは状況に適した対処法で解決しよう
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自分で直せるトイレつまりかどうかの判断ポイント
まずは、自分で直せるトイレつまりかどうかの判断ポイントについて紹介します。繰り返しになりますが、急を要する場合はお住まいの水道業者を調べて連絡することがおすすめです。
とりあえずご自身で判断したいという方は、以下3パターンのどれに該当しているかチェックしましょう。
自然に治るトイレつまりのパターン
トイレつまりは自然に解消されることがありますが、これは原因が以下の2つである場合に限ります。
- トイレットペーパーを大量に流してトイレつまりが発生した
- ペーパー以外の水に溶けやすい素材でトイレつまりが発生した
ただし、この場合でも必須となるのが水が少しずつでも流れていることです。
便器内の水位が時間が経っても低くならない場合は、別の原因でつまりが発生していたり、少しも水が通らないほど排水管が詰まっていたりする可能性があります。その場合は自然に治らないことがほとんどなので、早めに手を打ちましょう。
また、これらの原因でつまりが解消されたとしても、再発を避けるために日ごろから水に溶けやすい素材や、トイレットペーパーを大量に流さないようにすることが大切です。
自分で解消できるトイレつまりのパターン
自分で直せるトイレのつまりとは、紙類や便などの小さなものが原因で水が流れにくくなっている場合です。
流れるものの流れが悪いor少しずつ流れるときがこれに該当します。
このパターンであれば、もう一度流したりラバーカップを使ったりして解消できるでしょう。ただし、万が一にも水が溢れないように水位を確認しながら処理を進めることをおすすめします。
業者に依頼すべきトイレつまりのパターン
排水管が壊れていたり、大きなゴミがつまっていたりする可能性がある場合。または定期的に何度もつまるようなときは、プロに頼むのがいいでしょう。
自分で何とかしようとしたけど直らなかった場合や、原因不明でそもそも何をすればいいかわからない場合も、プロに連絡することがおすすめです。
また、マンションやアパートといった集合住宅でトイレつまりが発生した場合は、管理会社や大家さんへの連絡が必要となります。
状況によっては火災保険が適用できるパターンもありますので、手に負えない場合は包み隠さず助けを求めてみましょう。
トイレつまりでよくある症状5選
トイレつまりでよくある症状としては、以下の5つが挙げられます。
- 流した後の水位がいつもより高い
- 流しても水が引かないで溢れるor逆流する
- 少しずつ流れるものの減りが悪い
- 流れるが異音や異臭がする
- 問題なく流れるが奥に何かが見える
皆様のおうちのトイレでこれらの症状が見られる場合は、既につまりが発生している可能性が高いです。この状態で使用を続けるとつまりが悪化したり、ほかのトラブルに発展したりする可能性があるので注意しましょう。
流した後の水位がいつもより高い
トイレには常に一定の水が溜まっていて、下水からの異臭や害虫などの侵入を防ぐ役割をしています。しかし、水を流した時に水位がいつもより高い位置にある場合は、トイレの奥の方でつまりが発生している可能性があります。水が通常通りに流れていないことで、水位が高くなっているのです。
もしも水位が下がらず浸水の恐れがある場合、使用を控えてバケツなどで水を少し抜いておくことをおすすめします。
逆に水圧によってつまりを解消したい場合は、バケツで少し水を足してみることも有効です。水位が上昇し続ける場合は深刻なトイレつまりの可能性が高いので、後述するつまりの解消方法を試してみる必要があります。
流しても水が引かないで溢れるor逆流する
トイレつまりの明確な症状として、水が流れず便器内に溜まることが挙げられます。この症状が出た際は、トイレつまりが起きている可能性が非常に高いため、水を流すのを止めましょう。
水が溜まっている状態でさらに水を足すと、詰まりが解消されるどころか逆流してくる恐れもあるので注意が必要です。
また最悪の場合、便器から溢れてしまうこともあります。便器に水が溜まって溢れそうな場合は、一旦バケツや風呂桶で水をすくいお風呂場などに流すようにしましょう。
水圧がかかることで各所からの水漏れを誘発させることも考えられるため、十分気を付けてくださいね。
少しずつ流れるものの減りが悪い
水を流した時にいつもより水の流れが悪い(遅い)症状が出ているときは、次の二つが考えられます。
- トイレタンクから流れてくる水の量が少なくなっている
- 単純にトイレの排水溝がつまっている
トイレタンク内の水量を調整していないにも関わらず、水の流れが悪い症状が何度も確認できた場合は、トイレつまりが発生していると考えられます。
そのためトイレつまりが解消されるまで、トイレの使用を控えることがおすすめです。
また、トイレタンクの水量を節水している場合は、正しい方法で行っているかどうかを確認する必要があります。間違った方法で節水していると、トイレつまり以外のトイレトラブルまで引き起こす原因になることがあります。
節水に関する情報は信頼できる情報源から入手し、正しい方法で行うようにしましょう。
流れるが異音や異臭がする
水を流したときに、トイレの奥の方で「コポコポ」というような聞き慣れない音や、下水のような異臭がする場合、トイレつまりが起きているサインかもしれません。
コポコポという音は水に空気が混じることで発生し、水の流れに異常があることを示唆しています。たまに鳴る程度であれば問題ありませんが、頻繁にコポコポという音が鳴る場合はトイレつまりが発生している可能性が高いため、早めに対処することがおすすめです。
またトイレから下水のような異臭がする場合は、何らかの理由で排水トラップの封水がうまく機能していないケースが考えられます。結果として排水管からくる悪臭をせき止めることができずに、トイレから嫌な臭いが発生するのです。そのトイレの水が少なくなった「封水切れ」という状態も、トイレつまりを示唆する要因の一つであるため注意しましょう。
一方で、便器と床の間の隙間から臭いがしている可能性もあるため、必要であればトイレコーキングで臭い対策をするのも検討してみてください。
問題なく流れるが奥に何かが見える
水の流れに問題がなく、異音・異臭が発生していない場合でも、排水管の奥に何か引っ掛かっていることが見えるケースがあります。
その場合、トイレの使い勝手としては表面上問題ないかもしれませんが、後々つまりに発展する可能性が高いため早期に解決すべきです。
引っ掛かる物の候補としては、生理用品や猫砂といった本来トイレに流すべきではない異物が挙げられます。
水溶性が低く流れなさそうなものであれば、つまり解消のために行動しましょう。
トイレはなぜ詰まる?6つの原因
トイレの排水管がつまる原因として多いのが、以下6つの項目です。
- 大量のトイレットペーパーやティッシュを流した
- おもちゃなどの固形物を流した
- ナプキンや猫砂など水溶性の低い異物を流した
- 固い大便が崩れずに残ってしまう
- 排水管や浄化槽のトラブル
- 節水などで普段の流水量が少ない
原因ごとに対処法も変わるので、どれに該当するかしっかりチェックしておきましょう。
大量のトイレットペーパーやティッシュを流した
トイレつまりで最も多い原因は、トイレットペーパーを一度に大量に流しすぎることです。トイレットペーパーは水に溶けやすい素材で作られていますが、流す水の量が少なすぎたり、一度に流しすぎたりした場合は、トイレつまりを引き起こすことがあります。
ただし、トイレットペーパーによるつまりは自然に解消するケースも多々あるため、至急でないならしばらく時間をおいて様子を見ることがおすすめです。
待機時間としては最大でも1時間程度にとどめておき、時間がたっても解消されない場合は後述する解決方法を試すか、違う原因でトイレつまりが発生している可能性を探りましょう。
また一方で、ティッシュペーパーを流してしまうことで詰まりが発生するパターンも少なくありません。
トイレットペーパーと薄さや触り心地が似ているので大丈夫だと思いがちですが、ティッシュは水溶性が低いため排水溝の途中で塊として残ってしまうのです。
普段からトイレットペーパー以外を流さないように、しっかり意識しておきましょう。
おもちゃなどの固形物や布製品を流した
当然のことながらプラスチック製品などの固形物は、水に溶けず排水管に残ってしまうためトイレに流すことができません。
そういった異物をトイレに流すとトイレつまりを引き起こす可能性が高いので注意しましょう。
以下より、当社に寄せられたご相談の中でも多かった異物を3つ紹介します。
おもちゃなどの固形物
おもちゃなどの固形物をトイレに流してしまうこともトイレつまりの原因となることがあります。
とくに小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、おもちゃを手に持ったままトイレに行ってしまうことがあるため注意が必要です。
もしも、オモチャや固形物を誤ってトイレに流してしまった場合は、水を流さずにそのまま取り出す方法を試してください。
髪の毛
水に溶けないかつ流れにくい髪の毛はトイレに流すとつまりの原因になる可能性があります。
とくに髪の毛はトイレの排水管に溜まった汚れに絡まりやすく、塊になることで水の流れを妨げてしまうため、髪が長い人は十分注意が必要です。
また髪の毛がトイレつまりの直接の原因にならなくても、排水管に絡まった髪の毛に次に流れてきたものが絡まって詰まりの原因になることもあるため気を付けましょう。
検尿カップなどのプラスチック
プラスチック製品を落としてしまうことで、トイレつまりが発生することも少なくありません。なかでもとくに多いのが、検尿の際に用いる検尿カップによる詰まりです。
検尿カップのような軽めのプラスチックは流れていく力が弱く、当然のこと水にも溶けないので排水管を塞いでしまいます。
ペーパー類と異なり破けることも期待できないため、排水管の奥に入ったら非常に厄介だといえるでしょう。
タオルやハンカチなどの布製品
タオルやハンカチなどの布製品についても、誤って流してしまうことでトイレつまりを発生させます。
布製品をトイレに流す人は多くないものの、よくあるのが流している最中に使っていたタオルやハンカチを落としてしまうことです。
落としたら便器の中に入ってしまう場所でそういった物を使わないというのも、つまりの予防策としては有効でしょう。
ナプキンや猫砂など水溶性の低い異物を流した
固形物ほど固くなくても、水溶性が低い異物を流して排水溝を詰まらせてしまうケースも多くあります。
代表的なものとしては、猫用トイレ(猫砂)や生理用品・おむつ、ウェットティッシュなどです。
猫用トイレ(猫砂)
猫砂には水に流せるタイプと流せないタイプがありますが、どちらの場合でもトイレに流すとつまりの原因となるため注意が必要です。
猫砂は細かい粒子であり、これらが水に溶けにくい猫の便や猫の毛などと混ざることで、うまく流れずにトイレつまりが起こります。
また、多くの場合猫砂は水を吸収して固まる性質があるため、トイレの水道管内で膨張した結果つまりを引き起こすことも少なくありません。
猫砂を捨てる際は、トイレに流さずゴミ袋に入れてゴミ箱に捨てることがおすすめです。
生理用品・おむつ
生理用品やおむつは、基本的にトイレに流すことができません。
素材が水を吸収して膨らむ性質を持っているため、トイレに流すとつまりが発生する可能性が高いためです。
もしもナプキンやおむつをトイレに流した場合、ラバーカップなどで自力でつまりを解消しようとすると誤って押し込んでしまう可能性があります。
こちらもトイレではなく、専用のゴミ袋でまとめておいて捨てるのがおすすめです。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは水に溶けにくい素材でできているパターンが多く、トイレに流すとつまりを引き起こすことがあります。
また水に溶けやすい種類でも、一度に大量に流すとトイレットペーパーと同様につまりを引き起こすことがあるので注意が必要です。
ウェットティッシュをトイレに流す場合は水溶性が高いものだけにし、少量ずつ流すようにしましょう。普通のウェットティッシュは多少面倒だとしてもゴミ箱に捨てるのが無難です。
固い大便が崩れずに残ってしまう
固い大便が崩れず排水溝に引っ掛かることで、トイレがつまることも少なくありません。
とくにバリウム検査後の大便は、バリウムが体を通過する際に水分を吸収するため固くなりがち。
また便秘後の排便も、普段よりも固めになるため多少詰まりやすいです。
固形化した大便はなかなか水に溶けずしばらく残ったままなので、つまりの恐れがある場合は水分をたくさん摂取して便を柔らかくしたり、割りばしで細かく割ったりなどの対策を講じましょう。
排水管や浄化槽のトラブル
排水管や浄化槽のトラブルによって、つまりが誘発されるケースも多いです。
排水管が古くなってきたりゴミや油脂が溜まってきたりすると、水の流れが悪くなりトイレがつまりやすくなります。
また、浄化槽のメンテナンスが不十分であったり、使用限度を超えている場合もトイレのつまりを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
配管内にゼリー状の黒いブヨブヨや尿石が付着している場合は、後々つまりを発生させる可能性があるので注意しましょう。
水が茶色いときも配管内でサビが発生している証なので、定期的なメンテナンスが重要だといえます。
節水などで普段の流水量が少ない
トイレを使用する際に、節水などの理由から流す水の量が少ない場合、うまく流れず排水管内に残留してしまうことがあり、これがつまりの原因になることがあります。
トイレットペーパーを使用した際は少量の水ではなく、大量の水を使って流すことでつまりの発生を抑えることが可能です。
水を流す際は用途に適した水の量を必ず使用して排水管内に残留物が残らないようにすることが大切です。節水トイレや節水の工夫をしているという場合には、詰まらせないように気を付けましょう。
トイレつまり解消のために必要な道具と下準備
トイレつまりを解消する前に、まずは道具があるか確認しましょう。
緊急度と道具の揃い方によっては、水道業者を呼ぶしか方法が無い可能性もあります。
トイレつまり解消のために必要な道具をまとめて紹介します。
【確実にあったほうがいいもの】
- ゴム手袋
- スッポン(ラバーカップ)
- マスク
- ペンチ
- 要らないタオル
【場合によって必要なもの】
- バケツ(水桶)
- クエン酸&重曹&お酢
- サランラップ
- ビニール袋
- その他、解消方法ごとの道具
上記のなかには100均やホームセンターで買えるものも多いので、転ばぬ先の杖として用意しておくこともおすすめです。
トイレつまりを解消するための下準備
深刻でないトイレつまりであればラバーカップと、作業後のラバーカップを拭くタオルだけでも問題ありません。
明らかに時間と手間がかかりそうなトイレつまりを解消する際は、まず以下の準備を済ませましょう。
- 電源プラグを抜く
- 止水栓を閉める
- 床にビニールシートを敷く ※必要に応じて
トイレの水が跳ねたり溢れたりする恐れがある場合は、必ず止水栓を止めた後で床にビニールシートを敷いてください。
また電源プラグの抜き差しに関しては、必ず用意したゴム手袋を装着してからおこないましょう。
これらの準備を済ませることで、漏水や漏電のリスクを押さえて作業に移ることができます。
トイレつまりの直し方を症状・原因別に紹介!
ここでは症状や原因別に、トイレつまりの直し方を紹介します。
- 原因不明や解消不可⇒すぐに修理業者を呼ぶ
- 水位が高いだけなど自分で直せそうなとき⇒スッポン(ラバーカップ)を使う
- 流れないor逆流する⇒重曹+クエン酸や洗剤
- 少しずつ流れる⇒放置orサランラップ
- 異音や異臭がする⇒業者に点検を依頼
- 奥に何かがある⇒ビニール袋を巻いて手を突っ込む
それぞれのトイレつまりの直し方について、手順とともに紹介します。
原因不明や解消不可の場合はすぐに修理業者を呼ぶ
原因不明のトイレつまりや、自分で治すことが難しいと感じたときは、緊急性にかかわらずすぐに修理業者を呼びましょう。
修理費用を惜しんで無理やり自分でやっても、つまりを悪化させたり水漏れさせたりといったリスクがあります。
少しでも解消が難しいと感じた場合は、早めに修理業者に連絡することがおすすめです。
その際は、水道局指定工事店など信頼できる水道業者に依頼してくださいね。
基本的にはスッポン(ラバーカップ)がおすすめ
トイレの水位が上がった、多少流れが悪いなどのパッと見そんなに深刻でない詰まりについては、基本的にスッポン(ラバーカップ)を使うことをおすすめします。
排水口に対してゆっくり押し付けて、中の水を引っ張るように引き戻して…を繰り返すのが、ラバーカップの正しいやり方です。
圧力によって大体のつまりが解消されるので、ラバーカップが自宅にあればそれを使うことをおすすめします。
ラバーカップの使い方
■実践方法
1.ラバーカップをトイレの口に押し当てます。
※ラバー部分がうまってさらに10cmほど水位がある状態であることを確認してください。
2.押し当てた状態のままラバーカップをさらに押し込み、引きます。
3.バケツから水を流し入れ、つまりが解消されたかを確認してください。
※一度で解消されない場合は1.~2.の動作を繰り返し行ってください。
■解説
ラバーカップをトイレの口部分に押し当て空気を押し出し、水中で真空状態を作った後、押し当てたラバーカップを引くことで物体を吸引してつまりを解消させます。
ラバーカップはご家庭でも持っている方も多いのではないでしょうか。この記事を読む前にすでに、ラバーカップを使用して、つまり解消を試みた方もいらっしゃると思いますが、ラバーカップにも種類がありトイレに合わせたラバーカップを使うことが重要です。
流れない or 逆流する場合は重曹+クエン酸や洗剤を試す
流れなかったり逆流したりなどで、あまり強い刺激を加えたくない場合は、重曹+クエン酸を試してみるのがおすすめです。
アルカリ性である重曹と酸性であるクエン酸は、お湯と混ぜることで炭酸ガスを発生させます。
その炭酸ガスは水溶性の高いものや吐瀉物などによるトイレつまりに効果があるため、それらが原因だった場合は詰まりが解消するかもしれません。
また、詰まりの元凶が吐瀉物などの半固形の汚れであった場合は、液体洗剤や薬品で溶かすという手もあります。
もちろん、水位が下がっていることが前提なので、便器の縁ギリギリまで水が来ている場合は一度バケツなどで水量を減らしましょう。
重曹やお酢の使い方
■実践方法
1.便器に溜まった水を汲み出しておき、水位が低い状態にしておきます。
2.重曹を排水口に振りまき、その後同様にお酢をにいれてください。
※このときに泡が発生いたしますので、発生することを確認してください。
3.便器の水位が半分くらいになるまでお湯を入れて1時間ほど待ちます。
4.バケツから水を流し入れ、つまりが解消されたかを確認してください。
■解説
ご家庭にある身近なアイテムの重曹とお酢を使い、トイレの排水口にある汚れやぬめりを洗浄することで、つまりの原因である物を流し解消させます。
重曹とお酢を混ぜることによって泡(炭酸)が発生しますが、安全なものですので安心して、つまり解消にご利用いただけます。
少しずつ流れる場合は放置orサランラップ
少しずつ水が流れているなら、その水流によって自然に詰まりが解消される可能性があります。
その場合は、しばらく放置しておくのもトイレつまり解消における一つの手です。
5分ほど経って明らかに水が減っている場合は、そこそこ流れていることがうかがえます。
水量が普段通りに戻ったらもう一度流してみるなどして、2時間ほど様子を見てみましょう。
もしもそれ以上経って改善されない場合は、ラバーカップによる作業や修理業者への連絡をご検討ください。
また、様子見と並行してサランラップを使うという手もあります。
便器をサランラップでぐるぐる巻きにして密閉状態にしたあとに、便器に対してラップの中心を何度か押してみてください。
空気圧によって詰まっている物が流れて、詰まりが解消されるケースがあります。
異音や異臭がする場合は点検を依頼
便器から異音・異臭がしていて、掃除をしても解消されない場合は水道業者に点検を依頼しましょう。
排水口などの目に見えない部分で、なにかしらトラブルが発生している可能性があります。
しかし、一点注意すべきなのが依頼する水道業者の選定です。
水道修理や点検による消費者トラブルは多く、東京都水道局も注意喚起をしています。
点検を依頼する際は水道局指定の工事店に連絡をして、トラブルを回避しましょう。
出典:水道局職員を装った悪質な訪問販売や詐欺が多発しています! | くらしと水道 | 東京都水道局
奥に何かがある場合はビニール袋を巻いて手を突っ込む
詰まり症状はなく使い勝手が問題なくとも、奥に何かが引っかかっている場合、それが後々トイレつまりに発展する可能性も。
そしてそういった物は、水が流れるのが裏目に出てラバーカップでも圧力をかけづらく、薬品などを駆使しても取れないケースが多々あります。
その場合は、大きめのビニール袋を手に巻いて直接手を突っ込んで取ってしまうのが一番早いです。
ビニール袋は空気が入っていると動きづらくなるためできるだけ抜き、水が入らないようにガムテープで密閉しておくことをおすすめします。
各道具ごとのトイレつまり解消手順
前章では状況や原因別のトイレつまりの直し方を紹介しました。
ここでは、身近なものも含めた道具別の治し方についてそれぞれ簡単にまとめます。
スッポン以外のものでトイレつまりを解消させたいという人は、ぜひ参考にしてください。
バケツを使う直し方
■実践方法
1.バケツに水を汲んでおきます
2.少し高めの位置から排水口にめがけて水を流し入れます。
3.水を流し、つまりが解消されたかを確認してください。
■解説
バケツから多めの水を流し、水圧を利用してつまりを解消させます。
この方法が一番簡単に試せますので、まずはこのやり方を試してみてください。
お湯を使う直し方
■実践方法
1.便器に溜まった水を汲み出しておき、水位が低い状態にしておきます。
2.お湯を40~60℃くらいの温度にし、バケツに入れておきます。
3.バケツに入ったお湯を排水口に向けて流しいれます。
※このとき水圧も利用したいため、出来るだけ高い位置から入れるようにしてください。
4.バケツから水を流し入れ、つまりが解消されたかを確認してください。
■解説
お湯を利用することでトイレットペーパーや便が溶けやすくなり、水圧を利用することでつまりを押し流し解消させます。
お湯を流した後はしばらく時間をおいてから、トイレの水を流すのではなく、バケツから水を少しずつ流してつまりが解消されているか確認してください。
※お湯の温度は要注意
お湯の温度は必ず40~60℃を目安にしてください。
熱湯を流してしまうと便器が変形したり割れてしまう恐れがあります。
ペットボトルを使う直し方
■実践方法
1.ペットボトルの底をハサミやカッターで切り抜きます。
2.ペットボトルの蓋を外し、蓋の部分を指や手のひらで塞ぎつつ、ラバーカップの要領で便器の排水口の部分に切り取った部分を押し付け上下させます。
3.何度か2.の動作を試した後、バケツから水を流し入れ、つまりが解消されたかを確認してください。
■解説
ラバーカップの代わりにペットボトルを代用したつまりの解消法です。
自宅にラバーカップが無い場合にはペットボトルを加工することでラバーカップの役割を果たしてくれます。
ペットボトルの加工には十分注意し、また実践時には直接便器内の水に触れることになりますので、ゴム手袋を着用してから実践してください!
ハンガーを使う直し方
■事前準備
ハンガーは形を変形できるもの(針金ハンガーやワイヤーハンガーなど)を用意してください。
■実践方法
1.ハンガーを加工し一本の長い棒のように変形させます。
2.先端部分を折り返して輪っか状にします。
※引っ掛けて異物を取り除きたい場合はフック状にします。
3.先端を排水口部分から入れて、つまリの原因まで当たりましたら前後左右に動かし、粉砕または引っ掛けてつまり原因を取り除きます。
4.バケツから水を流し入れつまりが解消されたことを確認してください。
■解説
ワイヤー式トイレクリーナー・ブラシをハンガーで代用します。自宅にワイヤー式トイレクリーナー・ブラシが無いときに活用できる方法です。ハンガーを変形させるときには怪我をする恐れがあり、また、力を入れ過ぎて前後左右に動かすとトイレを傷つけたり破損させたりする恐れがあるので注意が必要です。
また、ハンガーの代わりに割り箸を利用してつまりの原因を拾いあげたり、粉砕することも可能です。ただし割り箸の場合は誤って落としてしまう可能性も大きいため、注意が必要です。
ワイヤー式トイレクリーナー・ブラシを使う
■実践方法
1.ワイヤー部分を便器の口から入れた後、引っかかりが出るところまで押し当てます。
2.持ち手の部分を回転させつまりの原因を粉砕します。
3.バケツから水を流し入れ、つまりが解消されたかを確認してください。
■解説
つまりの原因をワイヤー部分で粉砕してつまりを解消させます。
ホームセンターなどで購入できるため比較的購入しやすく、値段も1,000~3,000円ほどですので、もし今まで紹介したものでつまりが解消されない場合にはお試しください。
※手前のほうに詰まっている物がある場合は棒状のもので代用も可能です
高圧洗浄機を使う
■実践方法
1.トイレ周辺に汚水などが飛び散らないようにビニールシートなどでしっかりと養生します。
2.トイレの排水口から噴射部分を出来るだけ奥まで差し込みます。
3.最初は圧力を弱めにして噴射し、徐々に圧力を強めていきつまりの原因を粉砕させます。
4.バケツから水を流し入れつまりが解消されたことを確認してください。
■解説
つまりの原因を水圧を利用して粉砕させます。高圧洗浄機はご自宅に無い方も多いと思いますが、Amazonや楽天などのオンラインショップにて購入することができます。
値段も15,000円前後となっておりますので、意外とリーズナブルです。
洗車などですでに一般家庭用の高圧洗浄機を利用している場合はそのままトイレにも利用できますので、上記の実践方法を参考にしてください。
※詰まっているものが流れやすいものであれば水洗ホースでも代用可能です
要注意!トイレつまりにおけるNGな対処法
トイレつまり解消において、避けるべきNGな対処法があります。
- トイレットペーパー以外の詰まりで放置する
- 過度な熱湯を注ぐ
上記の2つは、むしろ状況を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
トイレットペーパー以外の詰まりで放置する
トイレつまりを放置すると、悪臭の原因やトイレが損傷していき水漏れや衛生面の問題など新たな問題が発生します。
また、集合住宅の場合には自分部屋のみならず、下階の住民にも迷惑がかかってしまうことがあり、早期対応が重要です。
そのように適切な措置を取らずにトイレつまりを放置することは、家庭や建物だけでなく近隣住民にも悪影響を及ぼすため避けましょう。
過度な熱湯を注ぐ
つまりを解消するための手段の一つである熱湯ですが、過度に熱いお湯を注ぐのはNGです。
熱湯を当てた部分の熱膨張によって、便器が割れてしまう可能性があります。
適切な温度としては40~50℃程度が好ましく、それを上回ると危険なので気を付けましょう。
また熱湯を注いだ後にすぐ流そうとするのも、熱いお湯がかかった部分とそうでない部分に急激な温度差をもたらすため避けるべきです。
熱ければ熱いほど良いというわけではないため、トイレつまりの解消に熱湯を用いる際は十分気を付けてください。
トイレつまり解消のための料金相場
トイレつまりを解消させるための料金ですが、業者に頼んだ場合は軽微なものだとしても1万円前後になります。
たとえ早急に直したい場合でも2~3社から見積もりを取り、修理価格が適正であるかどうかを判断することが重要です。
そして残念なことながら、なかには高額な修理費用を請求する悪質な業者も一定数存在します。
クーリングオフができないケースも少なからずあるため、業者選びは急ぎつつも注意しておこなうべきです。
また、見積もりだけであれば無料で対応してくれる業者も多いですが、中には見積もりだけでも料金が発生する業者もありますので、問い合わせの時に必ず見積もりは無料かどうかを確認しましょう。
トイレ詰まり防止!つまりの前兆と予防法まとめ
トイレつまりを予防するためのポイントとして、以下2つが挙げられます。
- トイレットペーパー以外のものを流さない
- 間違った節水をしない
トイレつまりを起こさないことが一番なので、ぜひそれぞれの予防法を普段から取り入れましょう。
トイレットペーパー以外のものを流さない
トイレットペーパー以外のものはトイレに流すように作られていないので、他のものは例え水に溶けやすい性質のものでも流すのは控えるべきです。
もし誤って落としてしまった場合は、ご自身で取り除けるような状態であれば無理に流さずに取り除くようにしましょう。
間違った節水をしない
トイレットペーパーを大量に使用してしまった場合などでも水量が適切であれば、つまりが発生することはほとんどありません。
トイレタンク内の水を調整していたり、トイレットペーパーを使用したあとで節水のため「小」を使用して流していることでつまりの原因になりますので、適切な量で流すようにしましょう。
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トイレつまりでよくある質問・関連情報
ここでは、トイレつまりにおけるよくある質問や、関連情報などを紹介します。
興味がある方は、併せてチェックしてみてください。
なぜ詰まる?トイレつまりが発生する仕組み・構造【イラスト付き】
そもそもトイレつまりが発生しやすい箇所は、トイレの排水口である「せき」と排水管とトイレをつなぐ部分の2箇所しかありません。
「せき」でのつまりは自分で直すことができますが、排水管でつまってしまう場合には水道修理業者に依頼する必要があります。
トイレつまりの原因が分からない場合は、ラバーカップなどで無闇に解消しようとせず、まずは水道修理業者に相談することをおすすめします。
初めは「せき」でつまっていた場合でも、原因が奥へと流れてしまい排水管でつまってしまうこともあります。
修理業者がなぜ詰まりを解消できるのか?
排水管でのつまりや固形物をつまらせてしまった場合などの、初心者では直せないものを水道修理業者はどのように直しているかをご紹介します。
具体的に水道修理業者が行うトイレの修理方法は以下の3つになります。
- 専用の高圧ポンプで固形物を吸引してつまりを直す
- 専用のクリーナーで固形物を粉砕してつまりを直す
- 便器を取り外して、つまりの原因を取り除き直す
専門の道具やトイレを取り外すといった専門の知識をもっているため水道修理業者はトイレつまりを直すことができます。
水道修理業者の選び方
トイレつまりのトラブルは緊急性も高く、業者をよく確認せずにとにかく安くて早い業者を選んでしまう方が多いと思います。
本当に安くて早く対応してくる業者であれば問題ないのですが、中には施工後に高額な請求をしてくる業者もいるので注意が必要です。
そのため、水道修理業者を選ぶ際には以下3点について必ず確認してください。
- 作業前に作業内容の説明と費用を明確にしてくれるかどうか
- 価格が適正かどうか
- 修理後の保証やアフターサービスが充実している
水道修理ルートではトイレつまりを直す施工を始める前に、必ず調査を行います。
調査を行った後に作業内容を説明し、それにかかる費用を必ずお客様に説明いたします。
その後両者が納得できましたら、日付と時間を決めて作業を開始するという流れです。
この流れに沿っていない水道修理業者である場合は断るようにしましょう。
また、上述したような相場費用から大きく外れている見積もりを理由なく出してくる業者にも要注意です。
加えて、万が一にも修理後に再発してしまったり、業者の作業が原因で他のトラブルが発生してしまったりしたときのアフターサービスがあるかどうかも業者を選ぶ際には重要です。
水道修理ルートなら修理後に1~3年の無料点検・無料保証制度がついておりますので、ぜひご検討くださいませ。
1階と2階でトイレつまりが同時に起こることはある?
建物によって排水管を一部共有していることもあり、1階と2階で詰まりが同時に起こることはあります。
同時に流れが悪くなる場合、メインのメインの排水管に詰まりが生じている可能性もあるので覚えておきましょう。
一般人では対処できないケースも少なくないので、必要に応じて業者に依頼をすべきです。
天候や季節によってトイレつまりが起こりやすいって本当?
実際のところ台風や大雨、冬の寒気による排水管の凍結によってトイレつまりが発生することは少なからずあります。
気候による影響であるため事前の対策は難しいですが、凍結以外の理由であれば対処法は従来のトイレつまりと変わりません。
凍結については、タイミングを見てぬるま湯を流すなどして対策をするのがおすすめです。
外出先のトイレを詰まらせて放置したら犯罪になる?
外出先でトイレを故意に詰まらせて逃走した場合は、罪に問われる可能性が少なからずあるので注意しましょう。
被害が大きければ防犯カメラを確認することもあり得ますし、修復が困難な場合は修繕費用を請求されることも考えられます。
問題を大きくしないためにも、正直に管理者に申し出るのが一番です。
貸しているトイレで詰まりを起こされるから何とかしたい
店舗などで貸し出しているトイレがよく詰まる場合は、一度水道業者に点検してもらうことがおすすめです。
経年劣化などで詰まりやすくなっている可能性があるので、早めに改善しておくとよいでしょう。
また、利用者のマナーが悪い場合はトイレつまり防止のために注意書きをすることも効果的です。
トイレを詰まらせるとお風呂(ユニットバス)にも影響が出る?
合流式の排水管の場合は、排水管につまりが生じることでトイレ以外の水回りにおける排水にも影響が出るケースがあります。
そのため、トイレとお風呂で同時に詰まりが発生することもあるでしょう。
ユニットバスの場合は合流式である可能性が高いので、便器よりもさらに奥の詰まりで同時に影響が出る可能性も高いです。
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最短15分で駆けつけますので、トラブルをはやく解消したい人にもおすすめです。
利用したお客様からの嬉しい口コミも沢山いただいておりますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
トイレが詰まったときは状況に適した対処法で解決しよう
- 道具を持っていないとき&自分で解決できないとき⇒業者に依頼
- 道具を持っていて解決できそうな場合⇒自分でやる
- いずれにしても、業者に依頼すれば安全
上記の判断基準に沿って、状況や原因に合わせた適切な方法を用いることで、トイレつまりは安全に解決できます。
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また水道業者に依頼する場合は、悪質な営業に引っ掛からないように水道局指定の工事店を選びましょう。
トイレつまりを予防・解消して、ストレスのない日常生活を送ってくださいね。
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公式アンバサダー ガチャピン・ムック
監修者プロフィール
大塚
給水装置工事主任技術者
2005年から排水設備責任技術者として排水装置工事の計画や設計・施工業務に従事。2011年12月には給水装置工事主任技術者の資格を取得し、水道修理にまつわる施工・指導者として活動。2014年に土木工事業・管工事業の監理技術者となり、水回りのみならず建築・不動産分野にもわたり経験・知見を積み現在に至る。